達成できないインフレ目標だったら変えてしまえ!

2018年10月10日

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お疲れ様です、ローンウルフです。

平成30年3月16日、国会の本会議において日銀の黒田東彦総裁が再任されることが決定しました。日銀総裁が2期連続で勤めることになるのは57年ぶりとのことです。

黒田総裁は2013年3月に就任。2%の物価上昇率を掲げ、この目標を2年程度で実現させるとの目標をブチ上げました。この目標を達成させるため、いわゆる異次元緩和と呼ばれる大規模な金融緩和策を行いました。ですが2018年4月現在、未だその目標は達成されていません。

先送りされ続ける物価目標達成。その数なんと6回

2013年4月時点で2年程度で達成させるとしていた2%の物価目標の達成時期は、2015年4月に「2016年度前半頃」に先送りされました。この目標は2015年10月に「2016年度後半頃」へ先送りされました。これで2回目の先送りです。

さらに2016年1月に「2017年度前半頃」と3回目の先送り、2016年4月に「2017年度中」と4回目の先送り、2016年11月は「2018年度ごろ」と5回目の先送り、そして最新の物価目標達成時期は2017年7月に「2019年度ごろ」として6回目の先送りがされています。6回も先送りされている物価目標の達成を一体だれが信じるというのでしょうか?



 

もし仮に10回目ぐらいの先送りで達成できたとして、「物価目標達成できました(ドヤァ)」とかやられても市場関係者はしらけるだけでしょう。

今のまま不況期に突入したらほぼ打つ手なし

私が一番危惧しているのは、物価目標を達成する前に不景気が訪れてしまうことです。アメリカはちゃくちゃくと金融引き締めを行っており、景気悪化局面が来てもまずは利下げをするという手段があります。

ですが日銀はどうでしょうか?肝心の物価目標が達成できないまま不景気を迎えることになれば、金融政策面での打つ手が非常に限られてしまいます。マーケットに打つ手が限られていることを察知されてしまうことは非常に危険です。

ここまで書きましたが、私はデフレ脱却とそのための手段である金融緩和自体を否定しているわけではありません。マイルドなインフレを起こすことにより、現金を現金のままで保有しておくのが不利な状況にし、お金回りをよくして景気を良くしていくということは非常に大切だと思います。ですがいつまでも達成できない物価目標を掲げて市場から中央銀行への信頼を失うぐらいなら、その目標自体を変えてしまえ!という立場です。

プライドは捨てて軌道修正しよう

前総裁の白川総裁の時は1%の物価目標を掲げており、その時と差をつけるために2%という数字を挙げたのかもしれません。ですがその目標は5年たった今も達成できていません。今の物価目標を2%ではなく「1%台後半」や「安定して1%台を維持できる状況を達成するまで金融緩和を続ける」等という目標に変更すべきだと思います。

ずっと目標として掲げていた2%という数字を変えるのはプライドが傷つくかもしれませんが、日本の将来のためにも軌道修正を図るべきでしょう。

好景気が長期間続いていますが、永遠に続くわけではありません。いつかは必ず不景気が訪れます。その時のために今のうちから打てる手を確保しておく必要があります。物価目標を下方修正した場合、もしかしたら一時的なショックが起こるかもしれません。ですが不景気時に何も手を打てなくなるよりも好景気の時に軽いショックを起こしておいた方が後々のためになると思います。

そのためにはいつまでも同じ数字に固執するわけにはいきません。日銀には失敗を認めて目標を修正し、勇気ある決断を下すべきではないでしょうか?

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