「セルインメイ」は本当なのか?実際の株価で検証してみた

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お疲れ様です、ローンウルフです。

皆さんは「セルインメイ」という言葉をご存知でしょうか?これは相場格言の一つで、文字通り5月に株を売り払えという内容です。

ですが本当に5月の株価のパフォーマンスは悪いのでしょうか?実際の株価で検証してみたいと思います。

まずはジェレミー・シーゲル教授の「株式投資」のデータを参照

まずはジェレミー・シーゲル教授の著書、「株式投資」に載っているS&P500の月別騰落率のデータで検証したいと思います。


ジェレミー・シーゲル著書の「株式投資」から引用


このデータを見る限りだと5月はむしろ上昇しており、売るのは得策ではないように思えます。ですがこのデータは2006年が最後となっているのでその後のデータが反映されていません。また、このデータでは各月ごとの勝率まではフォローされていません。気になったので自分でも調べてみようと思い、実際の株価で検証してみました。

私が採用した株価のデータは1970年の2月から2018年の4月までのS&P500株価指数の各月ごとの月末の終値です。その終値を元に、各月の騰落率と勝率を計算してみました。その結果は以下の通りです!

実際は「セルインメイ」ではなく「セルインセプテンバー」だった!?

「株式投資」のデータと同じく5月の騰落率はプラスとなりました。また勝率でも50%を超えており、5月は売った方がよいとは言えなさそうです。

ここで驚くべきは9月の騰落率です。S&P500株価指数は1970年2月から2018年4月までの間におよそ30倍近く値を上げているのに対し、9月は48年間の騰落率を平均するとマイナスとなり、勝率も50%を下回っています。

これを見る限り、9月の株式相場には相当の下落圧力がかかっていると思われます。数字だけ見たら実際は「セルインメイ」ではなく「セルインセプテンバー」だったのです。

「セルインメイ」には実は続きがある

実は「セルインメイ」という言葉には続きがあります。それは「セントレジャーデイ(9月の第2土曜日)まで戻ってくるな」という言葉です。確かに上記のデータを見る限り9月の騰落率は悪いので、9月の後半に再度株を買うのはあながち間違っていないと思います。

とはいえ実際の相場で8月末に株を売り、9月末に再度購入した場合はその都度売却に伴う税金が発生してしまい、そのままホールドするよりもパフォーマンスが悪化してしまいます。そのためもしこのデータを売買の参考にするのであれば、先物取引などでリスクヘッジとして売りポジションを建てるなどしたほうが現実的であると思います。

なお、こうした現象が起きる理由ははっきりとはわかっていません。株価にはこうした理論からは説明できないアノマリーというものが存在します。はっきりとした理由がないデータを元にして取引に活用することに抵抗がある人は多いと思います。ですが実際の投資に直接使わないにしろ、こうした事象が存在することは覚えておいても損はないと思います。

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