ドルコスト平均法を実践している人は株価の下落を喜ぶべきだ
お疲れ様です、ローンウルフです。
2月以降米国の株式市場はもみ合う展開となり、去年のような一方的な上昇相場しか経験していない人はヤキモキしているかもしれません。特に高配当株は軒並み軟調な株価推移となっています。ですがドルコスト平均法を実践している人にとっては、こうした調整局面は願ったり叶ったりの状況だと思います。
ドルコスト平均法を実践している人にとって株価の下落は利益の源泉
私は以前の記事でドルコスト平均法について紹介させていただき、その際ドルコスト平均法の利点として下げ相場に強いということを挙げました。ドルコスト平均法は一定の金額で毎月積み立てていく買い方であるため、株価が下げたときに多く株を買い集めることができ、その後の上昇相場時に大きな恩恵を受けることが出来るからです。
しかしその反面、一方的な上昇相場が続いたときは高値で株を購入することとなり、また購入する株数も減ってしまうため、単純に買い持ちするよりもパフォーマンスが劣後するというデメリットがあるのです。
過去の記事と同じ例で恐縮ですが、Bという会社の株を毎月10000円分買えるだけ買うとします。株価が以下のように一方的に上昇して推移した場合、金額が上がるにつれて購入株数は減ることになります。そのため、1月にまとめて6万円分の株を買っておいた方が、ドルコスト平均法を利用して株を買い集めるよりパフォーマンスが上回ることになるのです。
なので株価の下落はドルコスト平均法を実践している人にとってはそのデメリット面を解消することにつながる絶好の機会であり、大変喜ばしい展開なのです。
感情を排してコツコツと積み立てることがお金に困らない人生への第一歩
ここ最近株式投資を始めたばかりの人は最近の相場展開にストレスを感じているかもしれませんが、ドルコスト平均法を実践している人にとってはこうした調整局面は長期的に利益を上げるにあたって必要な場面なのです。なので悲しむよりもむしろ喜ぶべき展開だということを覚えておいてくださいね。