VDC(バンガード米国生活必需品セクターETF)を分析してみた!
お疲れ様です、ローンウルフです。
私の米国株投資においては2つのETF、VDC(バンガード米国生活必需品セクターETF)とXLV(ヘルスケア・セレクト・セクター SPDR® ファンド)が中核を占めています。投資額のおよそ半分をVDCとXLVで占めています。
投資前においては入念に調べたつもりではいますが、初めて購入した2016年の9月以来あまりウォッチもしていません。初心に帰り、VDCとXLVについて再度分析したいと思います。まず初回はVDCからです!
なお私がなぜVDCを購入したかについて、過去に記事にしているので良ければ下記のリンクを合わせてごらんください。
VDC(バンガード米国生活必需品セクターETF)分析
いずれのデータも2017年12月31日のデータが元になっており、バンガードのHPを参照して作成しています。
1 設定日
2004年1月26日
2 投資対象
米国の生活必需品セクターの大型株、中型株、小型株
3 ファンド純資産総額
46.71億米ドル
4 構成銘柄数
102銘柄
5 PER(株価収益率)
23倍
6 PBR(株価純資産倍率)
4.2倍
7 株価のパフォーマンス(年率)
・10年間 10.11%
・設定来(2004年から) 10.25%
ここ1、2年ほどはさえない値動きとなっていますが、もう少し長い目で見ると年率2ケタの上昇率と実に素晴らしいパフォーマンスを上げてきたことが分かります。こうして改めて見てみると、長期で見ることは非常に大切だなと思い知らされますね。このことが再認識できただけでも分析したかいがあります。
8 経費率(年間の維持費)
0. 10%
生活必需品セクターのETFは他にも存在します。参考までに他の生活必需品セクターのETFの経費率を載せておきます。
・XLP 0.13%
・KXI 0.48%
わずかではありますがVDCがXLPの経費率を下回っています。KXIはちょっと手数料高いですねー。米国以外の銘柄も組み入れているからでしょうか?
8 保有上位10銘柄
1位 プロクター&ギャンブル 11.1%
2位 コカ・コーラ 8.7%
3位 ペプシコ 8.0%
4位 フィリップモリス 7.7%
5位 ウォルマート 6.8%
6位 アルトリア 4.7%
7位 コストコ 4.0%
8位 CVSヘルス 3.6%
9位 モンデリーズ 3.3%
10位 ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス 3.2%
(総額に占める上位10銘柄の割合 61.1%)
XLPとは銘柄がかなりかぶっており、上位5銘柄は銘柄だけでなく順位まで一緒です(平成30年6月14日現在)。KXIはアメリカ以外の国も投資対象にしているため、銘柄は比較的異なっています(特に組み入れ銘柄の1位はVDCとXLPにはないネスレ)。
先述した手数料の安さと銘柄の重複ぶりから、私は生活必需品セクターの中でもVDCを購入するに至りました。
タイムリーな話題ではありますが、ダウ平均株価の構成銘柄からGE(ゼネラル・エレクトリック)が外され、10位のウォルグリーン・ブーツ・アライアンスが新たにダウの構成銘柄に採用されることが6月19日に決まりました。
恥ずかしながらウォルグリーン・ブーツ・アライアンスについてはほとんど知らなかったんですが、ドラッグストアを展開している会社のようですね。40年以上の連続増配銘柄ということで、長期保有に適した銘柄なのでVDCホルダーとしては嬉しい限りです。
9 産業別の構成比率
家庭用品 19.1%
清涼飲料 19.1%
包装食品・肉 17.4%
タバコ 12.6%
大型スーパーマーケット・スーパーマーケット 11.0%
薬品小売り 7.0%
パーソナル用品 3.1%
蒸留酒・ワイン 2.8%
農産物 2.6%
食品流通 2.4%
私自身は健康への害と需要の先読みが難しいことからタバコ銘柄は投資対象にはしていなかったのですが、ETFに含まれているので間接的に保有している状況にあります。とはいえ私のような考えの人は世の中に多く、タバコ銘柄は割安に放置されがちであったため、歴史的には非常に高いパフォーマンスを上げてきました。
10 直近1年の分配金利回り(6月17日現在)
2.49%(源泉徴収前)
分配金利回りは私ローンウルフが自分で計算しました。上位に高配当銘柄が組み込まれているわりには思ったよりも低いなーという印象です。
どの生活必需品銘柄を買おうか迷った人はVDCの購入を!
今こうして見てみると、VDCは格安の手数料でアメリカの有名な生活必需品銘柄をひとまとめに買える素晴らしいETFだなーと改めて感じました。私は元々生活必需品銘柄を買おうと思っていた中で、どれにしたらいいか決められなかったので個別銘柄ではなくETFを購入したという経緯があります。
みなさんも私のように一つの銘柄に決められない!というような方はぜひともVDCを購入してみてはいかがでしょうか?
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません