米国小型株投資に妙味あり?シーゲル教授とバートンマルキールの著書から探る米国小型株の優位性

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お疲れ様です、ローンウルフです。

先日、「ウォール街のランダムウォーカー」を購入して読んで気になったことを記事にしました。

 

その中で実はもう1つ気になった箇所がありました。それは以前の版にはなかったスマートベータに関する記述です。

ジェレミー・シーゲルとバートンマルキールから見た小型株投資の優位性の有無

スマートベータは厳密な意味での定義はありませんが、あえて定義づけると、一定の財務基準を元に、銘柄を機械的に選別して投資する手法のことをいいます。

著者のバートンマルキールは「ウォール街のランダムウォーカー」の中で、いくつかのスマートベータの効果の検証をしています。その中の1つに小型株にフォーカスしたスマートベータの検証を例に挙げています。

シーゲル教授の「株式投資」でも引用されているファーマとフレンチによる検証で、市場指数に含まれる銘柄を時価総額を基準に10のグループに分けたときの月次リターンを計測したところ、一番リターンが高かったのは時価総額が一番低いグループだったのです。

シーゲル教授もこの事実を元に、同様の検証を1926年から2006年の期間のデータで検証した結果、時価総額が一番低いグループが一番高いリターンを得たと結論付けました。


ジェレミー・シーゲル著「株式投資」より


ただしバートンマルキールは小型株のリターンが高かったのは、大型株に比べたリスクの高さからくるものであるとしました。

さらにラッセル2000小型株指数とラッセル1000大型株指数のここ30年のリターンを比較した結果、ラッセル1000大型株指数の年平均リターンが8.78%であったのに対し、ラッセル2000小型株指数の年平均リターンは8.31%と小型株指数のほうがリターンを下回っていました。

ここ10年では、両指数にフォーカスしたETFを比べたところ、0.1%ラッセル2000小型株指数のほうが上回っているとも付け加えました。

この点についてはシーゲル教授も「株式投資」の中で、

「ただし、小型株にプレミアムが存在するからといって、小型株の利回りが毎年(あるいは10年という期間ごとに)決まって大型株を上回るとは限らないので、この点は注意すべきである。」
ジェレミー・シーゲル著「株式投資」より

としており、短期でパフォーマンスを計測することに注意を促しています。

実際の相場では小型株投資は好成績を上げているのか?次回の記事で検証します

以上の2人の著書の情報をまとめると、90年の超長期では小型株の成績が上回っているものの、30年という期間では大型株のほうがパフォーマンスを上回っている、ここ10年ではわずかに小型株の成績が上回っている。ただし計測期間によっては小型株の利回りが決まって大型株の利回りを上回るわけではないので注意が必要、といったところでしょうか。

以上が著書から得られた内容ですが、実際のところ、今現在の相場においてはそれぞれどのような成績を残しているのでしょうか?次回の記事で検証したいと思います。

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