米国小型株投資には優位性があるのか?実際の相場で検証してみた

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お疲れ様です、ローンウルフです。

前回の記事で、シーゲル教授とバートンマルキールの著書から、米国小型株投資の優位性について探りました。

 

そして2人の著書から得た小型株投資の優位性について、私は「90年の超長期では小型株の成績が上回っているものの、30年という期間では大型株のほうがパフォーマンスを上回っている、ここ10年ではわずかに小型株の成績が上回っている。ただし計測期間によっては小型株の利回りが決まって大型株の利回りを上回るわけではないので注意が必要」としました。

果たしてこうした米国の小型株投資に対しての優位性は実際の相場ではどうなっているのでしょうか?検証してみたいと思います。

米国小型株投資の優位性を実際の相場で検証する

検証は「わたしのインデックス」というサイトの情報を利用して行います。

この「わたしのインデックス」というサイトは、世界中の株価指数のインデックスやETF、インデックスファンドの情報を提供している大変有益なサイトです。

成績を検証するにあたり、まずS&P500のリターンから見ていきたいと思います。なおそれぞれ2018年6月末の指数、配当金込、米ドルでのリターン表記となっています。

続いて「ウォール街のランダムウォーカー」で比較対象とされていたラッセル2000小型株指数のリターンです。

確かにバートンマルキールの言うように、ここ30年ではラッセル2000小型株指数のリターンはS&P500のリターンを下回っていますが、10年では上回っています。またリスクもラッセル2000小型株指数のほうが高い数値となっています。一見するとあまり強い優位性は見られないように思えます。

ですがここで一つ疑問が生じます。比較対象とする小型株指数として、そもそもラッセル2000を採用するのは適当なのでしょうか?

ラッセル2000はアメリカを代表する小型株指数ではありますが、米国株市場の約8%をカバーしており、前回の記事で話に上げたジェレミー・シーゲルの「株式投資」で検証された時価総額順に並べられた10のグループのうち下位4グループを含んでいます。


ジェレミー・シーゲル著「株式投資」より


もっと低い割合を採用したインデックスのほうが小型株の優位性を図るうえで有効なのではないでしょうか?

ラッセル2000以上に小型株にフォーカスした「S&P SmallCap 600」を用いたほうが小型株の優位性を図るのには適している

そこでさらに検証の対象にしたいのが「S&P SmallCap 600」というインデックスです。

このインデックスは米国の小型株600社から構成されており、米国株式市場の約3%をカバーしています。3%であれば先ほどのグループ分けのうち下位2グループでのS&P500との比較となり、より小型株としての特性を発揮すると思われます。

それではS&P SmallCap 600のリターンをご覧ください。

(再掲 S&P500)

S&P SmallCap 600とS&P500を比較した場合、全ての年次においてS&P SmallCap 600のリターンがS&P500を上回りました!見事に小型株投資の優位性を発揮したといえるでしょう。ちなみに双方とも配当込の成績です。ただしリスクもどの年次においてもS&P SmallCap 600がS&P500を上回っており、ボラティリティの高さがうかがえます。

ですが私は思いました。

「確かにS&P SmallCap 600はリターンは高いがリスクも高い。けど投資期間を30年以上とする、投資タイミングも5~10年ぐらいにわける、ポートフォリオの割合を一定内に収めればリスクもだいぶ抑えられるのではないか?」

そしていつもの自分のクセが出てきました。

「実際の相場の運用でも試してみたい!!!」

ということで、私は投資方針を変更し、今後の自分のポートフォリオに米国小型株を加えたいと思います。そのボラティリティの高さゆえに小型株は敬遠され、それが高パフォーマンスにつながっただけではないかと推察していますが、ぶっちゃけ理論的な根拠としては乏しいと思います。

根拠も薄弱で無謀にも思えるかもしれませんが、私は元々アノマリーが大好きで、夏場に上がる銘柄を夏よりも前に仕込むなんていう投資を行う人間です。夏場の上昇狙いも根拠に基づいているといえば基づいているかもしれませんが、同じくかなり理論的な根拠としては乏しいです。

同じ根拠に乏しい投資であれば、90年にわたるデータの蓄積がある小型株投資の方が成功する可能性としては高いのかなと思っています。小型株投資を行うとして、個別銘柄に手を出そうにも私は英語も読めず情報収集は難しいので、インデックス投資による米国小型株投資を行おうと思います。

個別銘柄での投資ではなくETFによって米国小型株運用を開始します

私が今組んでいるポートフォリオのうち、どれぐらいの割合を小型株に振り向けるかですが、以前の記事で現在の私のポートフォリーの配分はVDC、XLV、個別銘柄がそれぞれおよそ1:1:1の比率になっており、将来的のETFと個別銘柄の比率を1:1にする予定と書きました。

この比率を6:4にして(ETF6:個別銘柄4)ETFへの配分を増やす予定です。ETFの配分についてはVDC、XLV、小型株ETFの3等分にする予定です。具体的な最終的なイメージは下の図のような感じです。

ETFは毎月購入することとし、しばらくは3か月のうち2か月を小型配当株のETFに回すことにより比率を徐々に目標の配分に近づける予定です。個別株は3か月に1度の購入に加え、急落時に買い増すスタンスで臨みたいと思います。

具体的に購入する小型株のETFについては、次回の記事で検討していきます。

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