アフィリエイトに魂を売り飛ばした投資インフルエンサーの末路

2023年11月15日

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お疲れ様です、ローンウルフです。

ここ1、2年ほど、ひふみ投信という投資信託が個人投資家の話題をさらっています。ひふみ投信はレオス・キャピタルワークスが運用している投資信託で、主に日本の中小型株へ投資しています。株式投資をしている方であれば1度は聞いたことのあるであろう著名な投資信託です。

ひふみ投信が話題になっている理由として、その卓越した投資パフォーマンスが挙げられます。ひふみ投信の設定来のパフォーマンス(2008年10月始め~2018年11月末、配当込)は、同期間のTOPIXの騰落率が88.8%であるのに対し、ひふみ投信の騰落率は371.2%とTOPIXを圧倒しています。


(11月度運用レポート・運用報告書より抜粋)


 

しかし話題になっているのはこうしたポジティブな情報だけではありません。規模が大きくなりすぎたひふみ投信は、Amazon等のアメリカの大型株にも投資を始めました。

その結果米国の株価急落の影響を受け、ひふみ投信の成績は落ち込み始めました。ひふみ投信のここ1年の騰落率は-5.1%と、TOPIXの騰落率-4.9%に比べ劣後してしまいました(2018年11月末現在、配当込)。

こうした状況から、ひふみ投信に冷ややかな目を向けている個人投資家が見受けられるようになり、米国株ブロガーの中にもそうした人たちが出始めました。米国株ブロガーは日本株に投資するよりも米国株に投資したほうが利益が得られると主張している方々(私も含めて)なので、ある意味当然といえば当然の結果ともいえます。

日本株叩きの急先鋒、米国株ブロガー「チョコ」

さてそうした米国株ブロガーの1人にチョコという人がいます。彼はブログを開始した当初こそ日本株に投資していたものの、2018年の始めあたりからは日本株への投資を徹底的に批判し始めました。

この記事を書いている2018年12月現在でも、以下の通りこれでもかというぐらい日本株への投資を叩いています。

12月22日
「情け無いストレスばかりの日本株はサッサと捨てて、投資家は世界をリードし続ける米国株に乗り換えた方が賢明です」

12月26日
「G7で最も労働生産性が低い日本。投資するには誰の目に見ても不適格。ハッキリ言って、致命的な少子化、そして生産性も最悪というのは国として絶望的で、投資対象としては不適格です。」

12月28日
「賢い投資家は日本株など決して買ってはならず、粛々とバフェットを信じて米国株を買い続けるべきなのです。」

そんな中、先日彼のブログでひふみ投信に言及している記事を発見しました。

「これまで日本株投資を徹底的に叩いてきた彼のことだ、今回もひふみ投信のことをボロカスに叩くんだろう。そういえばつい最近バフェット太郎さんも同じような記事書いてたしな」

そう思っていた私は、記事のタイトルを見て違和感を感じました。

 

「ん、でもタイトルがおかしいぞ…?「【朗報】ひふみ投信が暴落するも、やはり超優良投信だった!株初心者にこそオススメ。」???…まあいい、記事を読んでみるか」

そうして記事を読み進めるにつれ、私は衝撃を受けることになります。

「・・・何・・・だと・・・?」



 

なんと記事の内容は日本株へ投資しているひふみ投信がいかに素晴らしい投資信託であるかを力説し、褒め称える内容だったのです!!!

「な、なぜだ、彼は今まで日本株を徹底的にディスって米国株への投資を推奨してたんじゃなかったのか?!」

そう思っていた私の疑問は、記事の最後の部分を見て解消されることになります。



 

「ひふみ投信のア、アフィリエイト・・・!!!」

そのあまりの衝撃から、私の口に運ばれていたおつとめ品で買ったとちおとめが左手からこぼれ落ちました。

「あ…ありのまま今起こった事を話すぜ!

『奴は前日まで日本株をディスっていたと思っていたら、翌日何食わぬ顔でアフィリエイトを張って日本株投信への投資を勧めていた

な…何を言っているのかわからねーと思うがおれも何を言っていたのかわからなかった…頭がどうにかなりそうだった…アドセンス広告だとか自分の書籍の紹介だとかそんなチャチなもんじゃあ断じてねえ もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…」

あろうことか、日本株投資を徹底的に叩き米国株投資を推奨していたはずの彼は、アフィリエイト収益のため自らのこれまでの考えをかなぐり捨て、日本株へ投資しているひふみ投信への投資を推奨し、記事にアフィリエイトのリンクを貼っていたのです!!!

自分の金のためなら自らの信念をも平気で曲げる、彼はそんな存在であることをまざまざと見せつけられた瞬間でした。今までの日本株叩きは一体何だったのだろうか?

ただこれまでの彼の言動を見ると、こうした行動はある意味必然かもしれません。



 

そう、結局彼は彼自身の発言を自ら体現しているだけにすぎないのです。お金のためなら人を簡単に裏切り、彼の言う「お金ファースト」の行動を取っているだけなのです。

別に私は自分のお金をないがしろにしていいだなんてこれっぽっちも思ってはいません。またアフィリエイト広告を張ること自体は否定しませんし、そのことについては過去にも記事にしました。

 

ですが彼のように自分の手元にお金さえ入れば他人のことなんか知らんと言わんばかりに、自分のお金のためならたった1日で意見を180度くつがえす、アフィリエイト収益優先の人間の発信する情報を真に受けてはならないと思います。

「信じる者は救われる」とは限らない

「信じる者は救われる」という言葉がありますが、それは何を信じているかによります。彼のような人間を信じてしまうと救われることは難しいと思います。最後は裏切られるだけです。

ともすれば説教とも思えるぐらいの自信満々で発する言葉は他人のことを思った発言と思いきや、その実自分のお金のためだったのです。こういう人が発信する情報を真に受けてはなりません。だって前日に「賢い投資家は日本株など決して買ってはならず」って言ってたんですよ?

彼のことを「ラスボス感が半端ない」と称した方もいましたが、投資成績を隠し続けるその姿勢に、私は「小物感」しか感じません。

金銭的に自立した生活を送るためにも、これからの社会を生きるには株式投資は欠かせないと思います。私自身もこのブログでこれからも株式投資の優位性を説いていきます。ですがいくらお金のためとはいえ、株式投資の情報発信者として超えてはいけない一線は絶対に守らなければならないと私ローンウルフは考えています。

最後に、私の大好きなUVERworldの歌詞を紹介してこの記事を終えたいと思います。

死ぬ間際にお金や物を欲しがる人なんていないでしょう?
僕たちはそんなものを探す旅をしているんだろう
(UVERworld / ALL ALONEより)

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