2005年の日経マネーが家にあったので読み返してみた

2023年11月15日

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お疲れ様です、ローンウルフです。

過去の記事で、家に2005年のダイヤモンドZAiが残っていてそれを読んだことを記事にしました。

 

実はダイヤモンドZAiだけでなく日経マネーも2005年のものが家に残っていたので、その当時の内容について記事にしたいと思います。

2005年12月の日経マネーの内容

日経マネーは日本経済新聞社が発行しているマネー雑誌です。ダイヤモンドZAiが読みやすいライトな内容のマネー雑誌だとしたら、日経マネーは少しお堅い路線をとっているマネー雑誌です。

今回の記事で取り上げる号は、2005年12月の創刊20周年記念特大号です。2005年の段階で20周年っていう事は、日経マネーって1985年から発行されてるんですね!ということは2019年現在でもう34年目とすごく歴史のある雑誌ですね。

それではまずは表紙です。

 

メインの特集として、サラリーマンが株で1億円の資産を築くための特集が組まれていました。この「株で1億円」っていうキーワードはマネー雑誌で度々見かけますが、このころからもうすでに登場してるんですね!やっぱり1億円っていうのは投資をする人にとって一つの目標になっているのかもしれません。

この特集の最初に、2004年7月~2005年7月末の株式投資のリターンが50%以上の人と、それ以外の人とで何が違うかが書かれていました。

まず1つ目として、投資歴が5年以上あるということです。もちろん投資歴がただ長ければいいというわけではないんでしょうが、やはりある程度は経験がものをいう所もあると思います。

2つ目が、運用資産が2000万円以上あることです。運用資産が大きければ一発逆転を狙ったりしなくても済むので、感情に流されずに取引しやすいのかもしれませんね。

3つ目が損切りルールがあるということです。インデックス投資ならともかく、タイミング投資となると損切りルールを設定してそれを着実に実行するのは成功するための必須の要素となってくると思います。

4つ目は売買記録を細かくつけるということです。売買の記録をつければ、もし投資で失敗したとしてもその失敗を次に生かせることが出来るので、そうした細かな記録をつけるということは株式投資で成功するうえでとても大切なんだろうと思います。

これら4つの違いは10年以上たった今でも十分通用する内容なのかなとは読んでて思いました。

「億り人」も登場!しかし・・・

また『「株で1億円」達成者の決め技を大公開!』として1億円を達成した人の最初の例としておおけんずもという個人投資家の成功事例が載っていました。

 

彼はフージャースコーポレーションというマンション開発・販売会社に集中投資をして1億円以上の資産を株式投資で築き、今でいう「億り人」になったのでした。

また彼は「フージャース友の会」というサイトまで立ち上げ、株主同士の交流を深める場を提供していました。

しかしリーマンショック前から投資をしていた方はご存知かと思いますが、フージャースコーポレーションはリーマンショックを機に文字通りの大暴落。なんと高値から99%以上も下げるという悲惨な状況に陥ってしまいました。

リーマンショック以降、彼の名前をインターネットや雑誌で見ることはありませんでした。集中投資は成功者の事例ばかりがピックアップされますが、こうした事例を見ると、集中投資がいかに危険なのか思い知らされますね。

また「誰でもなれる富豪教室」と題して、株式・不動産・外貨・ファンドの4つの資産クラスのポートフォリオの構築について触れており、またこの記事では、「米国株で“日本にはない業種”を買う」として、アメリカ株についても触れられていました。

 

米国株投資家に馴染みのある銘柄もいくつかありますね。アップルやセールスフォース・ドットコムなんかはこの時買ってればテンバガー(10倍株)ですよ!!!ただトランスオーシャンは10分の1以下にまで株価が下落してしまいましたが(2019年3月現在)、それを補って有り余る上昇を見せています。

長期投資による恩恵をまざまざと見せつけられた形ですが、一方で10分の1以下にまで株価が下落する銘柄があるということは、長期投資をする上でぜひとも抑える必要があるポイントだと思います。

他の特集記事では、当時全盛だったBRICs投資の特集を行っていました。BRICsとはブラジル、ロシア、インド、中国の4か国の頭文字を集めた言葉ですが、そういえば最近めっきり聞かなくなってしまいましたね。

若き日のあの人たちが紙面に登場!

とここからは、若き日のあの人たちが紙面に載っていたので紹介したいと思います。

まずはあのショーンKさんです!

 

 

「あの人の番組活用法」という記事内でショーンKさんは登場しています。この写真のショーンKさんむちゃくちゃかっこいいですね!変なことさえしなければさらに活躍できたと思うんですけどね。

そしてひふみ投信でおなじみ、レオスキャピタルワークスの藤野英人さんです!藤野さんってこのころから有名だったんですね。

「大人の社会科見学」というコーナーの第1回目で、新宿の複合カフェを歩くとして、新宿周辺にあるドリンク飲み放題、漫画・DVD見放題、パソコン使い放題に限らず、ビリヤードや日焼けマシンが利用できる複合カフェを訪れていました。

他にも「開校!マネー学院」というコーナーで内藤忍さん、澤上篤人さん、そしてあの山本一郎さんが登場しています。前者二人は白黒ではありますが今とあまり変わらない印象ですが、山本一郎さんは今と比べて明らかに若かったです。まぁ14年も前なので当然と言えば当然ですけどね。

マネー雑誌の本質的な内容は今も昔も変わらない

以上ダイヤモンドZAiに続き、日経マネーの雑誌の内容を振り返りました。ダイヤモンドZAiに比べ、バラエティーに富んだ内容だなという印象を読んでいて受けました。

こうして過去の内容を振り返ってみると、今も昔の内容も本質的には変わらってないなと思いました。

「株で1億円」っていうコーナーは今でもたびたび特集されますし、これから先1年間の株式相場の見通し、アナリストやストラテジストによる個別銘柄の推奨、その時々に流行っている投資先など、今も昔も変わらず雑誌に載り続けています。

特に相場予想ほど後で振り返ってみていい加減なものはないですね。予想する人によってもてんでバラバラですし。

ですが記事としては参考になるものもたまにはあるので、相場予想には振り回されずに情報を取捨選択したうえで、参考程度にこうしたマネー雑誌は読むべきであると私ローンウルフは考えています。

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