地方公務員の共済貯金ってどういう制度なの?利率は?

2023年11月15日

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お疲れ様です、ローンウルフです。

私は地方公務員として首都圏の地方自治体に勤務していますが、地方公務員には福利厚生の一環として、「共済貯金」があります。

共済貯金とは各地方自治体にある共済組合が運営している貯金事業のことで、地方自治体の職員のみが加入できます。

積立方法は以下の3つに分かれています。

・定例積立
毎月の給与から差し引いていく方法です。
・賞与積立
ボーナス時に差し引く方法です。
・臨時積立
給与やボーナス支給時などに関係なく、臨時に行う積立です。

払戻や解約は基本的には自由にできますが、払戻や解約が行える日にちは月ごとに決まっています。

共済貯金の利率はどれぐらいなの?

気になる共済貯金の利率なんですが、これは各共済組合ごとに異なっています。ちなみに私が所属している自治体の共済組合の利率は年利1.26%です(半年複利、平成31年4月1日現在)。当然ながらここからさらに利子所得に対する税として、20.315%の税金がとられます。

一般的な定期預金なんかと比べるとだいぶいい利率ですね!住信SBIネット銀行の1年物の定期預金なんて利率がわずか0.02%ですからね(平成31年4月15日現在)。それと比べると破格の利率です。なおどこの自治体でも大体1%の利率になっていると思います。

ただし一つ注意点があって、銀行の預貯金と異なり共済貯金はペイオフの対象外であり、破たん時の共済貯金の元本とその利息に対する保証はありません。

共済貯金で集めたお金は何で運用されているの?

それでは共済貯金は職員から集めたお金をどのように運用をしているのでしょうか?

共済貯金は全て日本国内の債券で運用されており、国債や地方債等により運用されています。私が所属している自治体の共済組合の共済貯金の具体的な運用手段と構成割合は以下の通りです(2018年9月末現在)。

 

かなり安定した運用先が多いですね!事業債の運用が少し気になる所ですが、格付機関から高い格付けを得ている安全性の高い銘柄を厳選して運用しているとのことなので、元本割れするということはまずないとは思います。

ただ気になるのがこの低金利の時代、債券のみの運用でどうやって年1.26%もの利息を賄っているのでしょうか?運用は共済組合の本体が行っているので運用経費はかからないんでしょうが、それでも利率が高すぎると思います。そのうち利率も下がっていくと思われます。ちなみに私が入庁したころの共済組合の利率は1.44%でした。


 

私との立場としては運用先は株式投資を主軸にすべきと考えていますが、公務員の方で「損失が怖いので株式投資は絶対にしたくない!」という人でも(厳密に言えば共済貯金でも元本割れする可能性はゼロではありませんが非現実的です)、定期預金が軒並み1%を大きく下回るこの時代、最低限共済貯金ぐらいはやっておくべきであると私ローンウルフは考えています。

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