住宅ローンを組む際に金融機関が変動金利を勧めたがる理由とは?

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お疲れ様です、ローンウルフです。

私には家のそばに行きつけのカフェがあります。木造の一軒家のような作りで趣があり、また店内は広々としていて騒がしくなく、バックミュージックにはジャズが流れて落ち着いた時間を過ごせるため、ちょくちょく通っています。

そんな中、私がいつものようにコーヒーを楽しんでいると、カップルと思われる男女と40代ぐらいのスーツ姿の女性が店内に入ってきました。

そのカップルはどうやら夫婦のようで、スーツ姿の女性は何かの営業のようでした。大声とは言えないものの、スーツ姿の女性が夫婦に畳みかけるように話しかけるため、静かな店内の雰囲気が壊されてしまい、私はいつものように落ち着いた時間を過ごせないことに少し苛立ちを感じてしまうのでした。

ただところどころ聞こえてくるフレーズから推測すると、どうやらスーツ姿の女性は夫婦に向かって今後のマネープランについての話をしているようでした。

せっかくなのでどういう話をしているのかを少し聞いてみることにしました。

 

「住宅ローンを組むのであれば固定金利より変動金利のほうがオススメですね。もし金利が上がってくれば返済する利息の負担も大きくなりますが、金利が上がるということは景気が良くなっているという証拠。景気が良くなるということは給料も上がってくるので、金利が上がったとしても問題ないですよ」

 

私としては頭に?マークが浮かぶようなアドバイスの内容でした。金利が上がったからといって必ずしも景気が良くなっているとも限りませんし、景気が良くなったからといって必ずしも勤めている職場の給料が上がる保証もありませんからね。

変動金利を勧めたがる金融機関

さて前置きが長くなりましたが、今回の記事では住宅ローンについての話をしたいと思います。住宅ローンの借り方には大きく分けて固定金利と変動金利があります。住宅金融支援機構の「民間住宅ローンの貸出動向調査」によると、変動金利の割合は直近4年間を平均すると50%をやや上回る結果となっております。



 

また一般的には、金融機関が住宅ローンについて話す際は変動金利を客に勧めることが多いようです。私の友人や職場の人も変動金利を勧められたと話していました。しかし私は金融機関からの変動金利の勧めには乗らないほうがいいと思います。

そもそもなぜ変動金利を勧めたがる金融機関が多いのでしょうか?変動金利の方が金利が低いので客の利益を考えて提案しているかといえば、必ずしもそうではありません。

実はローンを申し込む時点では変動金利・固定金利どちらを選んでも基本的には損得が無いよう市場原理によって金利が定まっています。どっちかに一方的な金利が設定されていたら、みんながそちらに殺到してしまいますからね。

金利変動リスクを負うことになる変動金利

私が考える金融機関が客に変動金利を勧める理由ですが、それは金融機関が金利変動リスクを負いたくないからです。

もし客が固定金利を選んだ場合、金利が上がったとしてもその当初に組んだ低い金利で借入金を返済すればよく、また金融機関としては金利が上がっても契約当時の低い金利のままで金利を受け取らなければなりません。つまり金利が上昇した時のリスクを金融機関が負うことになるわけです。

ですが客が変動金利を選んだ場合、もし大きく金利が上がってしまったら、客は当初に契約で結んだ金利よりも高い金利で返済をしなくてはなりません。金利が上がった場合は客がその金利負担を負わなければならなくなるのです。

もちろん逆に金利が下がる場合もあります。しかしここ数年の金利情勢においては、非常に低いローン金利が設定されており、下がるのにも限界があります。2019年6月18日現在においては、1%を大きく下回る変動金利がゴロゴロしています。これ以上下げたとしてもわずかな数字にしかならないでしょう。

ですが逆に金利が上がる場合は1%、2%と上げ余地は大きいです。1年2年であればかなりの確度で今の金利水準に匹敵するほどの低い金利が維持されると言えるでしょう。

ですが10年後20年後の金利水準はどうでしょう。今の金利よりも大きく上がってないとの確証は持てるでしょうか?私は難しいと思います。2000年代半ばの時点で誰が日本国債の金利がマイナスになることを予想できたしょうか?

そういう意味では当初数年間固定金利のタイプの住宅ローンも結局は金利変動リスクを負っているといえるので、私としてはあまりお勧めすることはできません。


 

金銭的に安定した生活を送るためには、出来る限り予測可能な未来にするべく選択をしていく必要があります。住宅ローンのような極めて大きな金額を取り扱う場合、変動リスクにはなおさら敏感になるべきです。

排除できるリスクは積極的に排除していくべきであると私ローンウルフは考えています。

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