伝説の投機家、ジェシー・リバモアの投機術とは?

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お疲れ様です、ローンウルフです。

20世紀前半、「伝説の投機王」「ウォール街のグレート・ベア」などと称された一人の投資家がいました。その名もジェシー・リバモア

「グレート・ベア」の異名の通り、1929年の世界大恐慌時の株価暴落の際に空売りを仕掛け、巨額の利益を得ることに成功しました。

その時の影響もあり、リバモアというと「空売り筋」との印象が強いですが、彼は売りと買い両方をこなす投資家でした。1907年の株価暴落の際には、空売りから一転、一気に買い手側に回ることにより売りと買いの両方で利益を収めることに成功しました。

今回はそんな彼の株取引における鉄則について、記事にしていきたいと思います。

話の前提として頭に入れておいてもらいたいのが、彼自身の投資スタイルは長期投資ではなくあくまで短期取引であるということです。このことを念頭にして読んでいただければと思います。

リバモアが株取引で重視した3つのポイント

リバモアは株取引の際に、以下の3つの点を強調しました。

1. タイミング
2. 資金管理
3. 感情の制御

これらの3要素について、それぞれ見ていきたいと思います。

1. タイミング
彼のタイミング取引の概念の中核をなすものとして、彼は「ピボタル・ポイント」と呼ばれる概念を用いました。ピボタル・ポイントは「リバーサル・ピボタル・ポイント」と「コンティニュエーション・ピボタル・ポイント」の2つのタイプがあります。

リバーサル・ピボタル・ポイントとはいわば相場の転換点のことです。長期に及んだトレンドの後に訪れる相場の大商い(出来高平均の2~5倍)が起きた時がリバーサル・ピボタル・ポイントであるとし、最高条件の取引タイミングであるとしました。

また長期トレンド形成時における一時的な相場の戻しをコンティニュエーション・ピボタル・ポイントと呼び、第二の好機であるとし、取引規模を増大させるチャンスであるとしました。

ピボタル・ポイント以外にも、リバモアは相場においては常に取引を行えばよいというわけではなく、しばしば休みを取り、相場から離れる機会を設けるべきであると説きました。また、彼は株価を動かす要因が何なのかを見つけようとすることは愚かであるとし、株価の値動きそれ自体に着目すべきであり、なぜ株価が動いたかを探る必要はないとしました。

2. 資金管理
株価が自分が思った方向とは逆の方向に行った際に、ロスカットをするポイントを明確に定めておくべきであるとしました。また評価益を定期的に「現金」に転換する、つまり含み益が出ているポジションがあれば一定数について利益確定すべきであるとしました。

またチャンスが来たとしてもすぐに全力投球してはならず、まず「打診買」「打診売」をし、自らの判断に間違いがないと確認できれば残りの資金を投入すべきであるとしました。

3. 感情の制御
リバモアは「株取引において、感情を制御することは最も重要である」とし、希望・期待・予想は株取引においては不要なものとしました。

また自らの取引手法に忠実に従うべきである、他人からもたらされる忠告・ここだけの話は自らの判断を迷わせるものであるとし、そうした情報を排除すべきであるとしました。

リバモアの取引の原則のまとめ

他にも彼の取引の原則はいくつもありますが、私なりにまとめると以下の点に集約されると思います。

・感情に惑わされずに淡々と取引せよ
・他人の言葉に惑わされずに己の考えを貫け
・「休むも相場」である
・相場の予想、価格を動かす要因を研究しても意味はない。現実の値動きだけを見よ

これらの要素はリバモアのような短期取引を生業とした投機家にとどまらず、長期投資家においても見習うべき点があると思います。感情は株取引においては無駄以外何物でもありませんからね。

最後に、リバモアの言葉を引用してこの記事の締めにしたいと思います。

「ウォール街、あるいは株式投資・投機に新しいものは何もない。ここで過去に起こったことは、これからもいく度となく繰り返されるだろう。この繰り返しも、人間の本性が変わらないからだ。人間の知性の邪魔をするのはつねに、人間の情緒であり情動である。私は以上のことを確信する」

参考文献「世紀の相場師ジェシー・リバモア

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