iDeCo(個人型確定拠出年金)でオススメの商品はこれだ!【2020年版】

2023年11月15日

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お疲れ様です、ローンウルフです。

前回の記事で、つみたてNISAのオススメ商品を2020年版として紹介させていただきましたが、今回はiDeCo(個人型確定拠出年金)について取り上げます。iDeCoについても前回紹介時から商品のラインナップが変わったため、改めてオススメの商品をご紹介させていただきます。

今回紹介するのは、iDeCoを取り扱っている証券会社のうち、手数料が無料であるネット証券のSBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券、auカブコム証券の5社で買える商品を紹介します(国民年金基金連合会には加入時2829円、毎月の積立時に171円の手数料がかかります)。

2018年まではauカブコム証券はiDeCoの取り扱いはなかったんですが、2019年4月からついに取り扱いが開始されました!

ちなみに当ブログでは米国株投資を推奨しているため、紹介する商品も米国株を中心とした商品を勧めることになりますのでご了承ください。

また判断基準として、手数料(信託報酬)を重視しています。ちなみに信託報酬とは、保有しているときに発生するいわば管理費のことで、年率で表します。信託報酬が0. 5%を超えるような金融商品は信託報酬が高すぎるので基本的に投資対象からは除外しています。また、これらの商品は購入時の手数料はかかりません。

証券会社によって取り扱っている商品は大きく異なっています。取り扱い証券会社については記事の最後に一覧にまとめましたので後ほどご確認ください。

なおトータルリターンに関してはいずれも設定来のリターンを記載しており、2020年1月19日現在の数字となっています。

iDeCoで買えるオススメの金融商品(2020年版)

1 資本主義の本場であるアメリカの株式に集中投資したい方向け
〇 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
・運用会社 三菱UFJ国際投信
・設定日 2018年7月3日
・信託報酬 0.0968%以内
・トータルリターン 23.81%

アメリカのS&P500株価指数に連動するよう設計された投資信託です。S&P500とは、アメリカで上場している銘柄のうち代表的な500銘柄の値動きを指数化したものです。

昨年はに引き続き紹介しましたが、昨年よりも信託報酬が安くなりました!信託報酬は0.1728%以内から0.0968%以内へとなんと0.1%を切るまでになりました。

〇 楽天・全米株式インデックス・ファンド
・運用会社 楽天投信投資顧問
・設定日 2017年9月29日
・信託報酬 0.162%以内
・トータルリターン 30.64%

米国のETFであるVTI(バンガード・トータル・ストック・マーケット)に投資する投資信託です。VTIとはアメリカに上場しているETF(上場投資信託)のことで、アメリカに上場している株式のほぼ全てに投資しているETFです。アメリカ株に丸ごと投資したい人向けの投資信託となっています。

こちらの信託報酬も0.1696%以内から0.162%以内へと下がりました!こうやって次々と信託報酬が下がっていくのは、個人投資家にとって大変良い兆候ですね。

2 アメリカに集中投資するのは不安…他の先進国にも分散したい!という方向け
〇 eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
・運用会社 三菱UFJ国際投信
・設定日 2017年2月27日
・信託報酬 0.10989%以内
・トータルリターン 38.1%

MSCIコクサイ・インデックスに連動するよう設計された金融商品です。およそ3分の2をアメリカ株に、残りを日本を除く先進国の株式に投資する投資信託です。

昨年も紹介した投資信託ですが、昨年紹介時と比べて信託報酬が下がっています。昨年紹介時は0.11772%でしたが、現在は0.10989%以内となりました。

つみたてNISAの時も紹介しましたが、こちらの商品は個人投資家の評価がとても高く、「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2018」で1位を獲得しています

〇 たわらノーロード 先進国株式
・運用会社 アセットマネジメントOne
・設定日 2015年12月18日
・信託報酬 0.10989%以内
・トータルリターン 47.72%

先ほどの「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」と同じくMSCIコクサイ・インデックスに連動するよう設計された金融商品です。同じくおよそ3分の2をアメリカ、残りを日本を除いた先進国の株式市場で運用されています。

信託報酬は昨年の0.216%から0.10989%へとおよそ半分まで下がりました。上記の「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」と同じ手数料となっています。

〇 つみたて先進国株式
・運用会社 三菱UFJ国際投信
・設定日 2017年8月16日
・信託報酬 0.22%
・トータルリターン 30.16%

「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」と同じくMSCIコクサイ・インデックスに連動するよう設計された金融商品です。同じくおよそ3分の2をアメリカ、残りを日本を除いた先進国の株式市場で運用されています。

上記2つと比べてやや信託報酬が高いですが、許容範囲内でしょう。なおこの商品はauカブコム証券のみの取り扱いとなっています。

3 先進国だけでなく新興国の成長も取り込みたい!という方向け
〇 SBI・全世界株式インデックス・ファンド(愛称:雪だるま(全世界株式))
・運用会社 SBIアセットマネジメント
・設定日 2017年12月6日
・信託報酬 0.1102%程度
・トータルリターン 15.28%

FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス(円換算ベース)に連動するよう設計された投資信託です。先進国に加え、新興国も投資対象としています。その比率は約半分がアメリカ、およそ40%がアメリカを除く先進国、残り10%ほどを新興国を投資対象としています。

新興国はその成長率の高さから割高になりやすいと言われ、投資収益も先進国に比べて下がる傾向があると言われていますが、新興国への投資比率も10%ほどなので、新興国の成長も少しでいいから取り込みたい方には非常に向いている商品だと思います。

こちらの商品も信託報酬が下がりました。0.15%程度から0.1102%程度へと下がっています。

〇 楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天・バンガード・ファンド(全世界株式))
・運用会社 楽天投信投資顧問
・設定日 2017年9月29日
・信託報酬 0.222%程度
・トータルリターン 18.57%

米国のETFであるVT(バンガード・トータル・ワールド・ストック)に投資する投資信託です。こちらの商品は、日本を含む全世界の株式に投資する投資信託です。投資先はアメリカが50%強を占めており、残りを他の先進国や新興国が占めています。なお日本が占める割合はおよそ8%です(2019年10月末時点)。

なおこちらの商品の信託報酬も少しですが下がりました。0.2296%から0.222%へと変更となっています。

〇 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

・運用会社 楽天投信投資顧問
・設定日 2018年10月31日
・信託報酬 0.1144%程度
・トータルリターン 20.36%

日本を含む先進国および新興国の株式市場の値動きに連動する投資成果を目指した投資信託であり、MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込み、円換算ベース)に投資成績が連動するように設計されています。

投資先はアメリカが50%強を占めており、残りを他の先進国(33%)や新興国(10%強)が占めています。なお日本が占める割合は7.2%です(2019年3月末時点)。

こちらの商品も個人投資家に大変評価されている投資信託で、「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2019」で1位を獲得しています

4 株式はすでに持っているので、REIT(上場不動産投資信託)を購入したい!という方向け
〇 三井住友・DC外国リートインデックスファンド
・運用会社 三井住友アセットマネジメント
・設定日 2016年9月23日
・信託報酬 0.297%以内
・トータルリターン 28.49%

日本を除く世界各国において上場等しているREIT(不動産投資信託)に投資し、S&P先進国REIT指数(除く日本)に連動するよう設計された投資信託です。

REITは不動産で運用されているため、株式との分散投資効果があるのでサブの投資先としてはオススメです。

またREITに特化した投資信託はつみたてNISAには存在しないため(2020年1月18日現在)、株式をすでに所有している方にはオススメできる投資信託だと思います。実際私自身もこの投資信託に全額iDeCoの資金を投資しています。

ちなみに他の商品と違い、信託報酬は0.2916%以内であったものが0.297%以内へとわずかながら上がっています。ですがこれは消費税アップの影響によるものです。

株式のようなニーズが少ないから信託報酬は下がりづらいのでしょうか?このあたり海外REITにおいても各社の努力を期待したいですね。

〇 たわらノーロード先進国リート
・運用会社 アセットマネジメントOne
・設定日 2015年12月18日
・信託報酬 0.297%以内
・トータルリターン 22.96%

S&P先進国REITインデックス(日本除く)に連動するように設定された投資信託です。こちらも先ほどと同じREITに特化された投資信託で、分散投資の効果が期待されます。

取り扱い証券会社一覧

最初にお伝えした通り、これらの商品は証券会社によって取り扱いの有無が異なります。表にまとめてみましたのでご確認ください。

 

auカブコム証券の商品は全般的に信託報酬が高いものが多く、この5社の中では正直あまりオススメはできませんね。まだiDeCoを取り扱い始めてから1年もたっていないので、これからに期待といったところでしょうか。

また先ほどまで紹介した商品の情報について、一覧にしてまとめましたのでご覧ください。

 


 

各商品とも先進国の株式市場に投資するにあたっての信託報酬は一昔前に比べてぐっと安くなっていて大変買いやすくなっています。

老後資金がこれだけで十分とは言えませんが、これを投資の第一歩としてお金で困らない人生を歩み始めてほしいと私ローンウルフは考えています。

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