精神を病みそうになったので病休を取ることにしました

2023年11月15日

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お疲れ様です、ローンウルフです。

私は地方公務員として働いて4月で11年目になります。地方公務員の仕事の中で、今はケースワーカーという生活保護受給者の人たちのために最低生活の保障と自立の促進をするというお仕事をしています。

生活保護の仕事を担当してから4月で4年目に突入したわけですが、精神的な負担に耐えられなくなり、先週私は病休を取ることにしました。

病休を取ることになった2つの理由

私が病休を取るに至った理由は2つあります。1つ目は生活保護業務遂行に伴う強いストレスです。

生活保護を受けている方は、病気や障害がある人が多くいます。それは身体的なものだけでなく、精神的なものも含まれています。

そうした精神的な病気等を持った人の対応をするのは、本来であれば社会福祉士や精神保健福祉士といった専門的な資格が有る人が対応するのが望ましいはずですが、現実としてそういった有資格者が業務に当たっている自治体は一部にすぎません。現に私もそうした資格を保有していません。

多くは大学の中で特定の科目(心理学、社会学等)を履修した人がケースワーカーの仕事を担当しているというのが現状です。専門的な勉強や訓練を積まない中でそうした方々に接するとなると、非常に強いストレスが積もっていきます。個人差は大きいですが、時に意思疎通を取るのが難しいこともあります。

それだけではありません。毎日とは言わないまでも、頻繁にくる苦情や要望への対応に非常に苦慮しました。

生活保護受給者から寄せられるお金の無心。あの費用は出ないのか、なんで出ないのか。もっと福祉の心をもって接しろ。

親族からの要望への対応。病院からのクレーム。不動産屋や保証会社、大家からの滞納やトラブルに対する苦情。

特に後者はそれらの多くが本来あなたたち自身で対処すべきでしょっていうようなのがほとんどなんですけどね。民事上のトラブルは当事者同士で解決するという原則は生活保護を受けてようが受けてまいが変わらないのです。この点を理解していない人が本当に多い。

さらにこんなことがありました。自分が受け持っていたとある母子家庭の世帯。受験を控える子供がいる中で母親がかなり重たい病気だったので、子供のことを思って珍しく(笑)自立に向けて頑張ってました。

無事手術も終了して就労も働きかけて無事仕事も決まってよかったと思ってたら、同時に進めていた金融機関の調査でなんと収入を隠していたことが発覚。自分が頑張っていたのが一気に馬鹿らしくなりました。

こうした日常的なトラブルのせいで我々職員の精神は日々かんなで削り取られるように心をすり減らしていくのです。そしてそうした精神的な負担に対する職場からの心のケアも何もないのです。むしろ時にダメージすら与えてきます。それが2つめの理由につながります。


 

そして2つ目の理由が上司からの詰問です。

話の前提として、ケースワーカーは社会福祉法という法律で、一人の職員が担当する被保護者世帯の標準数が定められています。具体的には私が居た規模の自治体では1人あたり80世帯以下を担当することとなっています。

しかし私が担当していた世帯数は140前後と法定の基準を大きく超えていました。年に1回書く人事への申述書にも、法定の基準を大きく超える世帯数を持っていく中では今後仕事でミスをする可能性が高い、そして環境が整っていない状況でミスを追及されるのもあまり納得は出来ないと書いたことがありました。

そして実際にそれが起きてしまいました。仕事のミスを詰問してきたのは直属の上司ではなく隣の係の上司でした。

その人はこれまでにも何人も「病院送り」にした職場内では有名な人でした。私はただミスを追及されるだけでなく、

「ポンコツ」

「後輩の方が仕事が出来ると思われて恥ずかしくないのか」

などと毎回人格攻撃のようなことも言われ、正直精神的に参ってしまいました。

もちろん私がミスをしたのは絶対的に悪いことです。しかし前述したように法定の基準を大きく上回る仕事量があるという事情を汲まずに、個人攻撃をするのもどうかという思いがありました。それに自分の行為も独断でやったわけではなく、直属の上司の承諾を得たうえで行っていたわけですからね。

復職するにしても元の職場に戻らなくてはいけないという高いハードルが待ち受けている

最初に病休を取ったと話しましたが、実際は今のところ病休は取得せずに有休を消化していることになっています。

また復職にあたっては、なんと元居た職場に戻らなくてはならないという高いハードルがあります。

おそらく1か月程度元の部署に在籍すれば異動出来るとは思うのですが、それでも私が休職する原因を作った仕事をやらせ、また私を詰問した上司がいるところに戻らなければならないというのは疑問符がつきますし、正直心理的な抵抗は強いです。戻った時に何を言われるかわかったものじゃないですからね。こちとら声すら聞きたくないのに…

復職か退職か、今のところ退職寄りで考えてはいるものの正直まだ迷いがあります。1度決断したら後戻りが出来ないというのは大きいですね。その上司以外は人間関係に恵まれていて、こんな自分なんかでも楽しく過ごせてたのでそこだけが心残りです。

退職したらせどりで食べていこうと思っているのですが、そうなると人とのコミュニケーションがかなり少なくなるのでそこがとても気がかりです。

復職するのか退職するのかは連休明けに回答しなければならず、回答までにもう20日を切っています。人生の大きな決断を下さなければいけない時が、刻一刻と私に迫っています。

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