SPYDの分配金減は本当に「大幅減配」だったのか?

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お疲れ様です、ローンウルフです。

高配当株ETFとして、賛否両論を巻き起こしているSPYD。

少し前の出来事になりますが、昨年の9月にSPYDの分配金が0.2636と、前回6月支払時の0.3657に比べ約28%減と金額が大きく下がりました。

この減少率を捉え、多くの人が「大幅減配!」と騒ぎ立て、特に人の不幸を物笑いにする人たちの格好のネタとなりました。

しかしこの時の分配金の減少を見て、「大幅減配」と判断することは本当に正しかったのでしょうか?

分配金の増減の判断について考慮すべき3つの要素

それを判断するため、過去の分配金支払いについて見ていきたいと思います。

2017年3月期の分配金支払いは0.318と、前回2016年12月期の分配金0.585と比べ、約45.6%も分配金が減っていました。減少率は2020年9月時よりも大幅に大きいです。

また2018年12月期は分配金0.443、2017年12月期の分配金は0.712となっているんですが、両者を前年同期比ベースで比べると38%ほど分配金が下がっており、これは2020年9月時の分配金の減少率を前年同期比で比べた場合とほぼ同じです。

これらの分配金の減少も「大幅減配」と捉えるべきなのでしょうか?

それを考えるためには、3つの要素を考慮すべきだと私は考えます。

1つは銘柄の入れ替えです。SPYDはいわゆる高配当というファクターに着目したETFであり、銘柄の入れ替えがあります。銘柄によって配当金の金額は当然異なるわけですから、銘柄入れ替えを考慮すれば四半期に1回の分配金だけを見て減配だと判断するのは時期早々です。

2つめは配当金の支払い時期です。アメリカ株では3か月に1度配当金が支払われる銘柄もあれば半年に1度支払われる銘柄もあり、その支払いのタイミングも微妙に異なっています。それを考慮すれば四半期ベースで1度金額が下がったからといって大幅減配と判断するのはこれもまた時期早々です。

3つめとして、分配金は四半期分1回の支払いだけではなく年間で見るべきであるという点です。

2019年の1年間のSPYDの分配金は1.746ドルで、2020年の1年間の分配金は1.633ドルでした。

確かに分配金は減ってはいるものの、6.5%減と大幅減配というほどには分配金は減っていないことがわかります。

またS&P500指数に連動したETFであるVOOについては、2019年から2020年にかけて分配金が5.571ドルから5.303ドルへと4.8%分配金が減っています。

市場平均であるVOOの分配金の減少率と比べてもほとんど差がないわけですから、SPYDの分配金の減少だけを捉えて「大幅減配」と騒ぎ立てるほどのものではないことがわかりますね。

人の不幸を笑っても自分の現状が変わるわけではない

これら3つの要素を考えれば、SPYDの分配金の減少が必ずしも「大幅減配」にあたるものではないということは少し考えればわかる話だとは思うのですが、人の不幸を笑って日頃のうっぷんを晴らしている人たちはどうやら気付けなかったです。

そもそも人の不幸を笑ったところでその場限りの満足を得られるのかもしれませんが、あなたの日常の不満が解消されるわけではありません。

人の不幸を笑って憂さ晴らしをする暇があったら、すこしでも自分の現状を向上させるような行動を取るべきではないかと私ローンウルフは考えています。

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