「月利〇〇%達成!」という言葉に騙されるな!

2023年11月15日

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お疲れ様です、ローンウルフです。

ツイッターやブログ記事のタイトルを見ていると、時折「月利〇〇%達成!」といった凄まじいパフォーマンスを強調した表現を見かけます。

この表現だけを見ると「たったの1か月でそれだけのリターンを出すなんてすごい!」と思うかもしれません。

しかしこの「月利〇〇%」という表現がもしCFDのような証拠金を用いた取引で用いられている場合、この数字は簡単に操作できるので真に受けないほうがいいと思います。

自由に動かすことのできる証拠金

この証拠金を用いた取引とは、一定の証拠金(多くは現金)を担保にして行う取引のことです。

例えば100万円の現金を担保にして200万円分の買いポジションを持つといった取引です。いわゆるレバレッジを利かせた状態ですね。この取引の場合100万円を元手に200万円分の取引をしているわけですから、レバレッジは2倍です。

もしこの200万円の買いポジションが1か月後に300万円に値上がりしてそこで売却したとします。100万円の証拠金を元手に100万円の利益を得たのですから、月利100%です。ものすごく高いリターンですね。

ですがこの証拠金については、一定の金額以上(必要証拠金と呼びます)であれば自分でいくらでも自由に調節できるのです。

例えば先ほどの取引の場合、証拠金を100万円ではなく50万円にし、この50万円を元手に200万円の買いポジションを組んだとします。レバレッジは4倍です。

この200万円が1か月後に300万円に値上がりしてそこで売却した場合、50万円の証拠金を元手に100万円の利益を得たのですから、証拠金の金額とリターンの金額だけ見れば月利200%としてカウントされることになるのです!

両者は取引の内容自体は全く同じなのですが、証拠金を上下させることで高いリターンを演出することができるのです。

なんなら取引の途中で証拠金の金額を口座から引き出して下げることだってできるわけですから、事後的に高いリターンを演出することも可能となるのです。

常に勝者を演じる必要がある情報商材屋

一見すると「月利〇〇%達成!」といった派手なリターンを誇示した表現を見ると、その人が高い投資技術を持っているかのように錯覚させます。

しかしCFDのような証拠金を利用する取引においては、証拠金を上下させることによっていくらでも高リターンを演出できるので、こうした「月利〇〇%」という表現を真に受けないほうがいいのです。

まぁそもそもその取引が資産全体のうちのどれぐらいの割合かを示しているかどうかという問題もあります。資産1000万円のうちの10万円を月利50%で増やしたとしても、全体に与える影響は微々たるものですからね。

情報商材屋は様々な手を使って自分が如何に優秀な投資家であるかを示し、情報の受け手を自らの情報商材の購入に仕向けようとします。

しかし冷静に数字を見極めると、そのリターンはいくらでも自由に操作できることに気付くことが出来ます。あなたの大切なお金を守るためにも、こうした高リターンを誇示した表現を見かけても惑わされないようにしてほしいと私ローンウルフは考えています。

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