S&P500とナスダック100合わせて約170万円ショートしました

2023年11月15日

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お疲れ様です、ローンウルフです。

今回はシンプルにお伝えします(笑)私は11月30日にS&P500を約100万円、12月2日にナスダック100を約70万円分ショート(対象の資産が値下がりすれば利益が出る取引)しました。

 

S&P500のショートにおいては楽天証券のCFDを、ナスダック100については東証に上場している「NEXT FUNDS NASDAQ-100連動型上場投信」を空売りするという形を取りました。

今回の記事においては、このS&P500とナスダック100をショートした理由についてお話したいと思います。

S&P500とナスダック100をショートした理由

今回ショートした理由を、マクロ的な面とテクニカル的な面からお話したいと思います。まずはマクロ面からです。

FRBは11月よりテーパリングを開始しました。これにより米国債と住宅ローン担保証券の購入が段階的に縮小され、6月には量的緩和策が完了することが決定しました。

このテーパリング決定前後、私はこれまでモメンタムの強かった金融商品の値動きをチェックしていました。

ビットコイン、原油、テスラ・・・これらは年後半にかけて急激に値を上げてきました。本来全く異なる資産クラスのはずですが、歩調を合わせたかのように同じようなタイミングで直近の天井価格をつけました。

また大型株に先立って売られやすいラッセル2000も同じタイミングで価格がピークアウトしていきました。小型株は流動性が低いため、リスクオンに傾いて来た時に大型株よりも先に売られることが多いのです。

次に注目したのがインフレです。アメリカの消費者物価指数は9月は前年同月比で5.4%の上昇であったのに対し、10月は6.2%とインフレは収まるどころかさらに加速しています。

このような状況下の中、FRBは重い腰を上げました。FRBのパウエル議長は議会証言にてテーパリングの加速を検討すると述べたのです。

 

テーパリングが加速すれば市場に供給されるマネーがさらに絞られることとなり、また利上げの時期も早まるとみられており、株式市場には悪影響を及ぼすことになります。

一部の個人投資家の中では株価が下がれば中央銀行がなんとかしてくれると考えている人もいるみたいですが、現状はインフレ率の高止まりにより量的緩和策を行えるような状況にはないのです。

この中央銀行の苦しい立場が株式市場に悪影響を及ぼすであろうということも今回のショートに繋がりました。前回のナスダックショート時にもお話しましたが、非伝統的金融政策はインフレと相性が悪いのです。

テクニカル面から見るショートした理由

続いてはテクニカル面からショートをした理由についてお話しようと思います。

前回はナスダックのみをショートしたわけですが、今回はS&P500のショートをメインにしました。

これは先ほどお話した監視していたモメンタムの強い投資対象の中にナスダックも含んでいたんですが、これらの中でナスダックは非常に底堅い価格推移をしめしており、強烈なモメンタムの強さを示していました。

そのためショートを仕掛けるのであればわざわざモメンタムが強く実態も伴っているナスダックではなく、またちょうどオミクロン株という変異種に対してネガティブな反応を示す銘柄群を含むS&P500をショートしたほうが良いのではないかと考え、まず最初にS&P500をショートしました。

それではチャートを見ていきたいと思います。

これは私がショートを仕掛けた翌日のチャートですが、ローソク足は相場が天井をつけた時に現れるトリプルトップを形成しました。

また5日移動平均線が20日移動平均線を下抜くデッドクロスを形成し、MACDも下落トレンドを示しています。

こうした複数のシグナルにより下落トレンド入りしたと判断しました。

続いてナスダック100についてですが、元々はナスダックはショートをするつもりはなかったのですが、チャートを眺めていたら典型的な下落トレンド入りのパターンを形成していたので急遽ショートをすることとしました。以下がそのチャートです。

ナスダック100のチャートは典型的なヘッドアンドショルダーを形成し、またネックラインを割り込むという教科書的な下落トレンド入りを示唆するチャートパターンとなっていました。

またS&P500と同じく移動平均線がデッドクロスを形成し、MACDも下落トレンドを示しています。

あまりこのような教科書的なチャートパターンを見かけることが無いので、少額であればと思ってナスダックについてもショートを実行することとしました。

ちなみに余談ですが、テクニカル分析のことを勉強したことが無い人ほど「テクニカル分析は星占いと同じだ、移動平均線だって過去の研究によれば優位性は無い!」などとドヤ顔で語るんですが、そもそもテクニカルを用いて投資判断する際は1つの指標だけ見て判断することは通常あり得ません。

普通は今回のように複数の要素でもってトレンドを判断するのです。テクニカル分析を用いて投資判断する人が行わないような事例を持ち出してテクニカルを否定するのは非現実的です。

また少なくとも私はテクニカルを用いれば百発百中、どんな相場にも対応できるなんてことはこれっぽちも思ってません。

システムを組んだことがある人ならわかると思いますが、トレードで60%の勝率を出せればかなり優秀な部類に入ります(私自身の商品先物時代の勝率は55%でした)。テクニカル分析が万能ではないことは、テクニカル分析を用いている人自身が誰より理解しているのです。

私のポジションは後出し、モザイクかけはしません

私のようにショートをしている人の中には、「ショートしてました!」と後出しでショートをしてることを公言したり、具体的な保有ポジションに大量のモザイクをかけた何の証拠にもならないスクショを上げている人もいるみたいです。

しかし私はそのようなことはせず、ショートをしたらツイッターですぐに報告し、ポジションもモザイクをかけることなくスクショを証拠として貼っています。

情報商材を販売しているような人であれば自らが常勝していることを演じないと売上に影響が出てしまうので、このような後出しじゃんけんをしたりモザイクだらけのよくわからないスクショを貼らなくてはいけないのかもしれません。

しかし私はただ単に自分の投資記録とその時に何を考えて投資したのかをアウトプットしたいので、包み隠さずショートポジションについては公開しています。これからもこうした姿勢は崩さないようにしたいと思います。

またポジションに変動があったら記事にて報告しようと私ローンウルフは考えています。

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