にわかに注目を集め始めた生活必需品ETFのVDCの構成銘柄を取り上げてみた

2023年11月15日

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お疲れ様です、ローンウルフです。

昨年の好調さとは打って変わり、2022年に入って軟調になり始めたアメリカの株式市場。特にハイテク銘柄を多く含んだナスダック市場は下げが大きく、2022年2月14日現在で年初来で10%を超える下げ幅となっています。

そんな中で最近になってにわかに注目を集め始めたのが生活必需品セクターです。ナスダックと対照的に堅調な値動きが目立ち、下落率も3%ほどにとどまっています。

また生活必需品セクターはリセッションに強く、これから先に起こるかもしれないスタグフレーション期の到来に備えて生活必需品セクターETFの購入を検討したり実際に購入を始めた人が少しづつですが見え始めました。

そこで今回の記事では、私が保有している生活必需品セクターETFのVDCの構成銘柄がどのようになっているかについて取り上げていきたいと思います。

VDC(バンガード米国生活必需品セクターETF)の構成銘柄

構成銘柄を取り上げる前に、VDCの内容について簡単にお話したいと思います。

VDCの構成銘柄は2021年12月31日現在で99の銘柄によって構成されており、経費率は0.10%となっています。設定日は2004年1月26日で、純資産総額はおよそ76億ドルです。

分配金利回りは直近1年間の実績値で約2.2%と、S&P500の配当利回り1.37%よりも若干高いです。

そしてここからは本題の構成銘柄について具体的に取り上げたいと思います。今回はVDCの構成銘柄のうちトップ10を取り上げます。

内容としては構成比率、予想PER、今後3年間のEPS(1株当たり純利益)の予想平均成長率を載せます。予想PERについてはyahoo!financeを、今後3年間の予想EPS成長率についてはSeeking Alphaの数値を参照しています。それではご覧ください!

 

構成比率1位はP&Gで、この1銘柄だけで13.86%と突出しています。また上位5銘柄で45%と半数近くを占めているのも特徴ですね。

予想PERは全体的にやや割高な水準となっています。生活必需品は業績のブレが少ないことが評価され、PERが比較的高めの水準になることが多いのです。

EPSの予想平均成長率が2桁のコストコやエスティローダーに至っては予想PERが40倍を超えています。

買いのタイミングとしては遅いかもしれないけど

個人的にはこうした生活必需品セクターに属する銘柄は、不況期に入ってからではなく好況期のうちに仕込むべきものだと思っています。

今は不況期とは呼べないものの、金利とインフレ率の上昇、逆イールドが近づいていること、また徐々に個人消費の勢いが落ちている等の理由によりスタグフレーションの懸念がされています。

1月に入ってからアメリカの株式市場は軟調になっているものの、本格的な下げ相場にはなっていないので買いのタイミングとしてはまだ間に合うかもしれません。

これまで景気敏感銘柄ばかりを組み込んでいた人も、リスクヘッジのためにVDCのようなリセッションに強い銘柄を組み込んでみてもいいのではないかと私ローンウルフは考えています。

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