JNJの株価が大幅下落!原因はまたしてもアイツだった
お疲れ様です、ローンウルフです。
私の米国株ポートフォリオの一角を担っているJNJ(ジョンソンエンドジョンソン)。昨晩は前日比マイナス3.7%と久々に大幅な株価下落となりました。
なぜ大幅な下落が起きたのか気になって調べたところ、以下のようなニュースにたどり着きました。
JNJのベビーパウダーといえば、微量のアスベストが含有されていてそれがガンを引き起こしたとして訴訟を起こされており、その旨については過去に私のブログにおいても取り上げたことがあります。
上記の記事を書いたのは4年以上前でまたかという感じですが、今回の株価下落の原因としては、JNJはベビーパウダー事業を手掛ける子会社を設立した上で裁判所に破産申請をし、その上で賠償金の問題を解決することとしていたわけですが、今回フィラデルフィアの米連邦高裁はJNJの申請を却下しました。
同様の訴訟をJNJは何件も抱えており、2021年6月には敗訴してなんと20億ドル、日本円にして約2600億円もの賠償金を支払うことが確定しました。
今回の決定に対してJNJ側は上訴することとしており最終的な確定はしていないものの、敗訴すれば再び莫大な賠償金を支払うことになります。
JNJの株主が意識すべき3つのこと
確かにこうした賠償金の支払いは短期的には痛いですが、それでも長い目で見て3つのことを株主は意識した方が良いと思います。
1つ目は今回の訴訟に関しては過去のことであるということです。ベビーパウダーに微量のアスベストが含まれていたという話については過去の話であり、現在は原料をタルクからコーンスターチへと変更しているため販売されている商品には含まれていません。
2つ目は稼ぐ力自体に影響を与えるわけではないということです。あくまで会社が稼いだお金を訴訟によって奪われるかどうかを現在争っているのであり、稼ぐ力自体に影響は与えていないのです。
3つ目は過去に問題になった時よりも株価は上がっているということです。先ほど過去に私のブログでも訴訟について取り上げた旨をお話しましたが、あの記事を書いたのは2018年と4年以上も前の話です。
あの時も短期的にはかなりのネガティブなインパクトを与えており、1日で株価が10%も下落するという暴落劇を演じました。
しかしその後は株価も回復し、当時と比べて20%以上株価は上昇しています。そして当然ながらその間も配当金は支払われています。
当時は1日で株価が10%下落したものの今回は3.7%の下落にとどまっており、短期的にも長期的にも賠償金の話は時間をかけてだいぶ株価に織り込まれていると思います。
訴訟による賠償金への不安があるのはわかりますが、株主としてはJNJの安定して稼ぐ力を信じ、変わらずこのまま保有を続けたほうが良いのではないかと私ローンウルフは考えています。
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