またまた米国債20年超ETF(為替ヘッジ有)を信用取引で買い増しました

2023年11月15日

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お疲れ様です、ローンウルフです。

またかと思われるかもしれませんが(笑)、昨日4月10日に米国債20年超ETF(為替ヘッジ有)を信用取引にて買い増ししました。金額は約75万円分です。

 

これで米国債20年超ETFの信用取引のポジションは約220万円になりました。

購入理由はいつもと同じなので詳細は話しませんが少し付け加えるならば、3月の信用不安後に5月のFOMCで利上げがないのではと市場では予想されていましたが、5月のFOMCでの利上げがあると考えていた私はそれを少し気にしていました。

しかし先週の雇用統計によって5月FOMCでの利上げがかなり織り込まれ、またそれに伴い10年、30年債の利回りもやや上昇。私の懸念が払拭されたと判断して買い増しに踏み切りました。

なお今回の記事では、いつもと少し色を変えて一部で話題になった米国債のデフォルトリスクについて話したいと思います。

米国債のデフォルトリスクについて

米国債のデフォルトリスクについて話す前に言っておきたいのが、デフォルトリスクを考える上での期間の設定です。

100年単位で米国のデフォルトリスクを考えた場合、デフォルトが100%ないとまでは私は言い切れません。根本的に政治・経済体制が変わってしまったり、戦争で壊滅的な打撃を受けるといったような極端な事例があればデフォルトが起こりうるかもしれません。

しかし現在私が想定している米国債への投資期間は1~2年であり、あくまでその期間でのデフォルトリスクを考えたいと思います。

そもそも今現在のアメリカで債務返済能力が危機的な状況にあるかという話ですが、そうはなっていません。

ではなぜこのようなデフォルトの話が出てくるのかというと、アメリカの場合は国債を発行する上限が法律によって定められており、その上限を超えてしまうと国債が発行できなくなってしまうのです。

ですから今アメリカでいうデフォルトリスクというものは、言い換えれば連邦議会で上限を引き上げる法律が成立するかどうかという政治的な問題なのです。

そのため米国債の長期的な返済能力が問われるわけではなく、あくまで政治的問題に終始する話なので、短期的には債券価格のボラティリティが高くなるかもしれませんが、債券が暴落するといった事態にまではならないと思います。

ですから直近においてこうした米国債のデフォルトリスクは、信用枠やレバレッジの比率をギリギリまで引き上げたりしていなければ、特に気にする必要はないと思います。

むしろ長期金利が下がった過去の債務上限問題

こうした債務上限の話については過去にも問題になったことがありました。それは12年前の2011年のことで、当時債務上限問題の影響で議会が紛糾。政府機関が閉鎖に追い込まれ、米国債の格付けはAAAからAA+へと格下げされました(S&Pによる格付け)。

こうした混乱によって債券価格が暴落したかというとそうはならず、国債をめぐって起こった混乱によってむしろ安全資産の国債に資金が集まるという皮肉な結果となり、2011年の米10年債利回りは3.28%から1.97%へと下落しました。

 

新興国のように根本的な債務返済能力が問われるような場合は話はまた別ですが、アメリカのような基軸通貨を有した国においては、債務上限問題を契機とした債券価格の暴落といった事態については心配する必要はないと思います。

むしろこうした債券暴落煽りによって防御態勢を築けなくなってしまったらそれは不幸なことです。

余計なノイズに惑わされることなく米国債の保有と買い増しをこれからも続けていこうと私ローンウルフは考えています。

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