株を買えば儲かるっていってもそんなお金なんてないんだけど…どうしたらいい?

2023年11月15日

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お疲れ様です!ローンウルフです。
前回の記事では株での運用の優位性について解説しました。とはいえ、「投資をするにも元手がほとんどないよ!」という方もいると思います。手持ちのお金がない方の場合はどうしたらよいのでしょうか?

手持ちのお金のない人・投資初心者に断然おすすめなのはiDeCo!

そうした方々に私がまずオススメするのはiDeCo(イデコ)です。iDeCoとは個人型確定拠出年金のことで、自分が支払った掛金を自ら選んだ金融商品で運用する私的年金制度です。私的年金とはいえ、支払った掛金は全額小規模企業共済等掛金控除として国民年金の保険料と同じく所得控除の対象となります。そのためiDeCoは現役時の税金を減らしつつ老後資金を貯めることのできる有力な金融商品・制度と言えるでしょう。

金額は月5千円から始められます。限度額は会社員は勤め先の会社の年金制度によって月額12000~23000円に分かれています。公務員は月額12,000円、自営業の方は月額68,000円が限度額です。

「でも月1万かそこらかじゃあ貯めれるお金もたかがしれてるでしょ?」
そうお思いの方も多いかもしれませんので、具体的にシミュレーションをしてみましょう。シミュレーションにはSBI証券のiDeCo節税シミュレーションを使用します。

シミュレーションの前提は以下の通りです。


年齢・・・30歳男性
家族構成・・・妻(共働きのため扶養には入らず)、子供1人(16歳未満)
年収・・・500万円
毎月の掛け金・・・12,000円
積み立て期間・・・30年


ここで一番大事な運用利回りについてですが、過去の歴史上アメリカ株では約6.8%の運用利回りが出ていますが、ここは控えめに6%の利回りを設定します。

そして以下がシミュレーションの結果です。

30年間毎月12000円を積み立てた結果、積立総額は432万円ですが、その積み立てられた金額を運用した結果は11,693,683円と約2.7倍に膨れ上がりました。

利益額は7,373,683円にものぼっています。

iDeCoのメリット・・・節税ができる

たったの月12,000円積み立てるだけで退職金とは別にこれだけの金額をもらえるっていうのは結構大きいですよね?さらにiDeCoには下記の3つの節税のメリットがあります。

普通に株式を買った場合には配当金は所得税と住民税が源泉徴収されますが、iDeCoの場合は配当分は非課税となり、自動的に再投資に回されます。年金の受け取りの際には一時金受け取りの場合は退職所得控除、年金での受け取りの際は公的年金等控除を受けることが出来るので税金を抑えることが出来ます。

また、NISAにはないiDeCoの大きなメリットとして、掛金を小規模企業共済等掛金控除に回すことができるため、所得税・住民税を計算する際の所得控除を増やせるので節税につながります。今回のケースだと総計873,000円の節税となります。432万円の積立金額に対して873,000円の節税となるわけで、年間ベースでみたら投資額に対して20%ものリターンが節税という形で確実にのぞめるわけです(所得税10.21%、住民税10%として計算、手数料は考慮せず)。こんな金融商品他にあるでしょうか?

ちなみに掛金を小規模企業共済等掛金控除として計上するには、国民年金基金連合会から送られてくる「小規模企業共済等掛金払込証明書」を用意の上、職場での年末調整時に職場に申告するか自分で確定申告をする必要があります。

iDeCoは現役時の税負担を減らしながら老後資金を貯めることのできる非常に優れた制度だといえます。ちなみに私自身も加入しています。これだけで老後資金を全て賄えるわけではありませんが、結構な足しにはなると思います。

iDeCoのデメリット・・・原則60歳まで受け取れない

そんなメリットばかりのiDeCoにもデメリットはあります。個人的には唯一のデメリットであると考えていますが、それはiDeCoで支払った掛金は原則60歳より前に受け取ることができないということです。急な出費でお金が必要になった!という時でもiDeCoで積み立てたお金は60歳より前に受け取ることが出来ません。しかし年1回に限り掛金の金額は変更できるのである程度柔軟に対応できますし、サラリーマンの場合はそもそもの掛金があまり大きくないので、そこまで大きな問題にはならないと思います。


 

iDeCoに似た制度として、2018年から新たにできる積立NISAがあります。積立NISAは積立期間が20年間で、また2018年から2037年までと時限的な制度なので若年層には若干使いづらいかもしれません。ただし2017年時点で40歳以上の方であれば20年たてば60代に入るので、もっと資産を確保しておきたいという方にとっては有力な手段となります。積立NISAについても後日検討したいと思います。

「なるほど、これだったらお金に余裕のない私でもやれそうだ!でも運用商品って自分で選ばなくちゃいけないんでしょ?運用なんて素人だしどの金融商品を選んだらいいのかわからないよー(泣)」

ご安心ください!そんな人のために次回の記事でiDeCoでのオススメの金融商品をピックアップしていきます。お楽しみに(^^)

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