メルカリのIPO抽選が当選!でも私が初値売りをしない理由

2023年11月15日

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お疲れ様です、ローンウルフです。

私は米国株の定期購入のための資金として結構な金額を現金で保有しているのですが、その現金を死に金にすることないようにIPO(新規株式公開)の抽選申込の資金に回しています。

ちなみにIPOとは、未上場である株式会社が新たに証券取引所に上場することにより、投資家が株式を自由に売買できるようにする行為を指します。

ちなみに過去2年間のIPOの当選実績について、過去に記事にしているのでよければ興味のある方はご覧になってください。

 

そんな中、今大変注目を集めているメルカリのIPO抽選について、私も応募しました。計8社から申し込み、なんとか100株当選することが出来ました!

IPOは上場後の最初の取引価格が公開価格(IPOの抽選で当選した際の購入価格)を大きく上回るパターンがほとんどのため、上場初日に当選した株を売却する人が多くいます。私もその一人ですが、今回メルカリに関しては2つの理由により上場初日には売らずに長期保有する予定です。以下にその理由について書いていきます。

私がメルカリのIPOに当選したのに初値売りしない2つの理由

1 メルカリの業態はディフェンシブである

株式会社メルカリはフリマアプリ「メルカリ」のサービス運営を中心としたC to C(個人間取引)ビジネスの代表格で、中古品(新品も出品可能)の売買をアプリ上で個人同士で行います。

売りたいものがある人は商品をアプリ上に出品し、その商品を購入したい人はアプリ上に出品されている商品を購入します。出品者と購入者のメッセージのやり取りはメルカリを通して行いますが、商品の発送はメルカリを通さず個人間で行うこととなります。

この商品の販売時の販売代金の10%が手数料となり、メルカリ側の収益源となるわけです。こうしたメルカリの事業モデルは不況に強いビジネスモデルであると私は考えています。

今後もし深刻な不況に陥った場合、お金に困った人は手持ちの物品を出来るだけ高く売って生活の足しにしたい!という人が増えることが予想されます。反対に購入者側から見ると、日々の出費をできる限り安く抑えて少しでも生活を楽にしたいと考えるでしょうから、低価格で物を購入したい!という需要が増え、メルカリのようなC to Cビジネスは活発になることが予想されます。

こうしたことから、メルカリの事業は不況時にも強いディフェンシブ性を兼ね備えており、長期保有に適していると私は考えています。

2 メルカリは国内においてはワイドモートを築いている

皆さんは「LINE MALL」をご存知でしょうか?LINE MALLは言わずと知れた通話アプリ「LINE」を提供するLINE株式会社が2013年12月に提供したフリマアプリです。メルカリよりもやや後発組ながら、LINEという抜群の知名度により広い普及が予想されました。

ちなみにLINE MALLの販売手数料は無料です。当初メルカリも無料でしたが、2014年10月から販売手数料を10%徴収することとなりました。ですがLINE MALLは販売手数料無料を継続し続けたため、メルカリからLINE MALLに利用者が流れ込むのではと思われました。

しかし実態は異なりました。2016年5月31日、LINE MALLはわずか2年5か月でフリマアプリから撤退しサービスを終了させたのです。

メルカリはその使いやすいプラットフォームと既に築いていた顧客層の厚さにより、手数料無料であったLINE MALLを業務終了へ追い込んだのです。こうした事案からメルカリは強力なワイドモート(経済的優位性を意味する「深い堀」)を築いているのではと私は判断しました。


 

以上2つの理由によりメルカリは長期保有に適していると判断し、初値売りは行わずに長期保有を継続しようとの決断に至りました。

メルカリの不安材料はアメリカ事業の不振

ただし不安な点はあります。それはアメリカでのメルカリ事業の不振です。

目論見書によると、平成29年6月期の単体での経常利益は44億6900万円の黒字という結果をあげていますが、連結業績になると27億7900万円の経常赤字を計上しています。



 

これは国内事業の黒字を、海外事業の赤字が大きく食いつぶすほどの海外事業の不振ぶりをあらわしています。

サービス開始初期のころからアメリカ市場への展開を意識していたメルカリですが、アメリカにおいてはすでにeBayなどのC to Cの巨人や他のフリマアプリがシェアを確立しており、シェアを奪い取るのに苦戦している様子がうかがえます。

成功すれば莫大な利益を上げることになるであろうアメリカ事業ですが、失敗した場合には大きな痛手を負うことになるので、そこがメルカリの事業上の大きなリスクとなっています。

そんな不安な所も抱えながらですが、最初にあげた2点の理由を重視して長期保有を決断しました。あまり業績などの数字を読み込んでないのでちょっとギャンブルに近いかもしれません(爆)ただ私の友人がせどりで頻繁にメルカリを利用しており、その勢いは随時確認できる状態にあるのでそこは自分の有利な点かなとは思います。

ただあくまでメインは米国株投資なので、サテライト部分の投資としてメルカリを長期保有していきたいと思います。

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