「株式投資でS&P500以外のお勧めは何?」って聞かれたらあなたは何と答える?
お疲れ様です、ローンウルフです。
私は米国株ブログを見て回るのが好きで他のブログをよく見るのですが、米国株ブログの多くでS&P500に連動した商品を買って配当金を再投資することが、資産を築く上での有力な解として紹介されています。
しかしS&P500に連動した商品を勧めている人が、自分の投資資金の大半をS&P500に連動した資産に投資している人をほとんど見たことがありません。「S&P500で資産形成」のSPオヤジさんぐらいではないでしょうか?
人にはS&P500に連動した資産を勧めておきながら、自分は他の投資対象を主な投資先としている人がほとんどだと思います。まぁ私もその一人なんですけどね(;^^)
中には自分が投資していない商品を他人に勧めることに違和感を感じてしまう人もいるかもしれません。
ということで、私が米国株投資でS&P500に連動した商品以外で、知り合いに勧めるならこの銘柄だ!という観点で記事を書きたいと思います。
私がS&P500以外で勧める投資対象
私が知り合いに米国株の投資対象として勧めるなら、以下の3つです。
・VDC(バンガード®・米国生活必需品セクターETF)
・XLV(ヘルスケア・セレクト・セクター SPDR® ファンド )
・IJR(iシェアーズS&P小型株ETF )
個別銘柄ではなく、上記の3つのETFによるポートフォリオの構築を私は推奨します。投資割合はVDCが4割、XLVが4割、IJRが2割です。
VDCとは生活必需品銘柄で構成されたETFで、XLVはヘルスケア銘柄で構成されたETF、IJRは小型株で構成されたETFです。まぁ商品名のまんまですね。
生活必需品セクターとヘルスケアセクターの両セクターは、景気動向にかかわらず消費量が大きく増減しないことから不況期にも業績は底堅く、過去の歴史においても市場平均を上回る非常に優秀な成績を収めていました。
また10月の下落相場においても、両銘柄はそのディフェンシブ性を発揮しました。
上記のチャートは今年の9月末から10月末までのVDC・XLVとS&P500の値動きの比較チャートです。
S&P500はこの1か月で6%下落したのに対し、XLVは5.6%の下落とわずかではありますがS&P500を上回りました。VDCに至っては1.7%のプラスと大幅にS&P500のリターンを超過しています。
また、小型株はリスクが高いものの、そのリスクの高さと引き換えにS&P500を上回るリターンをあげてきました。
ETFのうち8割で守りを固め、残りの2割で攻めの投資を行うイメージです。守りを主体としつつ、一部攻めの姿勢を見せることにより好況期にも不況期にもそれなりにパフォーマンスをあげられるポートフォリオになっているのかなと思っています。
実際この3つのETFは私の投資資産の主力を担っており、6割を占めるに至っています。IJRがVDCとXLVと同じ比率なので、人に推奨するポートフォリオよりもややリスキーな資産構成ですけどね。
この記事を読んでいるみなさんは「S&P500以外のお勧めは何?」って聞かれたらなんて答えますか?