マイ米国株ポートフォリオ VS S&P500(VOO)
お疲れ様です、ローンウルフです。
私はアメリカ株へ投資する手段として、セクター型・小型株ETFと個別銘柄による運用を行っています。市場平均に連動するいわゆるインデックス型の投資商品に投資していないのは、自らの運用によって市場平均を上回る成績を出そうと考えているからです。
そこで今回の記事では、実際のところ私の運用結果が市場平均に対してどれぐらいの成績を上げているのかを検証していきたいと思います。
比較対象はS&P500に連動するETFであるVOOを採用
今回市場平均と比較するにあたっては、より現実的な条件の元での比較を行いたいと思います。
そのため、比較対象としてはS&P500そのものではなく、S&P500に連動するETFである「VOO」を対象としたいと思います。
また私はアメリカ株を買うにあたっては、ETFを毎月1回、個別銘柄は3か月に1回買うこととしています(ただしS&P500が直近高値より10%以上下げたら臨時購入、以下5%刻みの下げで臨時購入)。
検証に当たっては、ETFや個別銘柄を購入したのと同じタイミングでVOOを購入したものとします。ただしVOOの価格はその日の終値を使用します。
また私はアメリカ株を購入するにあたってはSBI証券を利用していますが、SBI証券でのアメリカ株の購入手数料は以下の手数料体系となっています。
手数料は約定代金の税込0.486%
・最低手数料:税込5.4ドル
・上限手数料:税込21.6ドル
手数料を約定代金の税込0.486%以内に抑えるためには、最低手数料5.4ドルを上回るような売買代金で購入する必要があります。具体的には1,111ドルを超える売買をしないと、0.486%を上回る利率の手数料が発生してしまいます。
例えば1回の売買代金が54ドルだった場合、手数料は最低手数料である5.4ドルかかってしまうため、手数料は10%と超割高になってしまうのです。
私がETFや個別銘柄を購入する際は、売買代金が1,111ドルを上回る最初の売買株数で購入していますが、VOOを買う際も同じ条件で購入したものとします。
また比較はいずれもドル換算で行います。
色々と条件を書きましたが、それでは実際のパフォーマンス比較を発表します。ご覧ください!!!
マイ米国株ポートフォリオ VS VOO(2019年6月末時点)
〇 マイポートフォリオ
購入価格 46948.93ドル → 現在価格 50,524.12ドル 増減率 7.62%
〇 VOO
購入価格 49654.07ドル → 現在価格 55446.96ドル 増減率 11.67%
見事に大きく水をあけられる結果となりました(汗)しかしこの結果は配当金を含んではいません。配当金を含んだ資産推移の比較を合わせて載せたいと思います。ただし配当金は再投資はしないものとしています。
〇 マイポートフォリオ(配当金込)
・配当金累積 1316.17ドル
・購入価格 46948.93ドル → 現在価格 51,840.29ドル 増減率 10.42%
〇 VOO(配当金込)
・配当金累積 1402.235ドル
・購入価格 49654.07ドル → 現在価格 55446.96ドル 増減率 14.49%
うん、ほとんど差はありませんね(笑)ちなみに各銘柄の購入価格と現在価格の比較は以下の通りとなっています。
市場平均に負けていることに関して悲観していない理由
現状は見事に市場平均に負けてしまっていますが、悲観はしていません。なぜなら私のポートフォリオは下落相場を想定して組まれており、ディフェンシブ銘柄を主体としているので今のような上昇相場において市場平均と比べて成績が劣後しやすいのです。
上昇相場に強い銘柄は相場が良いときには当然いい結果を出せるかもしれませんが、いざリセッションや急落相場が起きた時、余計な感情が入り混じってしまって底値で売り払ってしまうなど冷静な判断を下せる人は少ないと思います。
ですが普段から株価の下落に備えるようディフェンシブな銘柄でポートフォリオを組めば、いざ実際に株価が急落したとしても特段慌てることもありません。狼狽して底値で売り払ってしまうといったことも無いのです。
こうしたなんでもない時から株価の下落に備えた運用を行っていくことが、長い目で見て株式投資による資産形成への一助になるのではないかと私ローンウルフは考えています。