私の2007年からの年率換算した投資リターンを公開します!
お疲れ様です、ローンウルフです。
投資ブログ等でよく話題に上がるのが投資リターンの話です。私は2005年(たしか1月か2月)から投資を始め、リーマンショックなんかも経験してきているわけですが、リーマンショックを生き残っているだけでは偉くもなんともない、実際S&P500と比べたパフォーマンスはどうなっているんだという意見を度々見かけます。
確かに一理ある意見だなと思い、この度2007年からの私の年ごとの投資リターンと、対S&P500と日経平均株価の投資リターンの比較を公表しようと思い立ち、記事にしました。
私の運用成績 VS S&P500 VS 日経平均株価
なぜ2005年から投資を始めたのに2007年からの投資リターンの公表になったかというと、2005、2006年ともに追加入金を複数回行っていてリターンの計測に大きな影響を及ぼしているためです。
そのため、その影響がない(厳密にいえば2007年7月にも追加入金を行っていますが、もともとの運用資産額に対して10%ほどと全体の金額にあまり影響を与えないため、リターンの計測時は2006年末に入金があったものとして計算しています)2007年からの投資リターンの公表となりました。
私はこれまで様々な投資を行ってきました。株式投資、FX、商品先物、先物取引(日経平均、マザーズ)、日経平均オプション取引…
ですので今回公表する投資リターンは、これらの投資全てひっくるめた投資総額のリターンとなっています。なおいわゆる生活防衛資金は含んでいません。また各年ごとの年率は、昨年末の資産額とその年の資産額を比べたものとなっています。
ちなみに私がアメリカ株への投資を始めたのは2016年の9月からで、それまでは株式投資といえば日本株であったので、どちらかというとS&P500との比較というよりも対日経平均のほうがより適しているんじゃないかと思い、S&P500と合わせて日経平均株価の投資リターンも載せています。
初公開!私の2007年からの年率換算した投資リターン
それでは私の2007年からの投資リターンと対S&P500と日経平均株価の投資リターンを公表しますのでご覧ください!
続いて2007年~2018年の年率換算した投資リターンです。
・私の投資資産 12.72%
・S&P500 4.86%
・日経平均株価 1.26%
年平均にして8%近くS&P500をアウトパフォームしています。ここで目を引くのは、リーマンショックが起きた2008年の成績です。S&P500と比べて87.16%アウトパフォームすることに成功しました!
自分で言うのもなんですが、市場平均と比べて年間でこれだけ大幅にアウトパフォームするのってあまり聞いたことないですよね(;^^)ちなみにこの年の利益のほとんどは商品先物取引から得ています。
「嘘つけ、あの暴落相場でそれだけのリターンを出せるわけないだろwww」
と思う方もいるかもしれませんが、証拠として当時の確定申告書と住民税の通知書を載せた記事があるのでよければご覧ください。
2008年当時私は実家暮らしをしていたんですが、両親との間の会話でこんなやり取りがありました。
母「株がすごいことになってるみたいだけどアンタ大丈夫なの?」
父「大丈夫なわけないだろ!こんな状況じゃ」
俺「・・・」
実は商品先物取引で利益を得ていたことは両親には黙っていました。しかし翌年、父親の職場経由で俺が38万円を超える所得を稼いでいたのが発覚し、親の扶養から外れた(当時無職だった)ことにより利益を得ていたことがバレてしまうのでした(;^^)
2007年から2011年まで5年連続でS&P500をアウトパフォームしていたものの、2012年から2016年まで5年連続でアンダーパフォーム。2016年に商品先物取引から完全に撤退し、同じ年にアメリカ株への投資を開始しました。
当時はまだまだ少額であったため、同時並行してアノマリー投資や株主優待先回り投資等を実行。2017年に6年ぶりにS&P500をアウトパフォームしました。
アノマリー投資と株主優待先回り投資は今も並行してやっていますが、アノマリー投資は今後も続けるものの、株主優待先回り投資は徐々に縮小しており3年後ぐらいには完全撤退する予定です。
リーマンショック時の2008年を除いた成績は?
ここで先ほどの表をもう1度出します。
ご覧の通り、2008年のパフォーマンスの影響は大きく、年平均の年率換算リターンが高くなっている理由であると推測されます。ではこの2008年を除いたリターンはどうなっているのでしょうか?
〇 2008年を除いた私の2007年からの投資リターン
・私の投資資産 9.92%
・S&P500 10.07%
・日経平均株価 6.54%
日経平均株価の成績は上回ったものの、S&P500の成績をわずかに下回ってしまいました。いかに2008年の投資成績の影響が大きいかがわかりますね。
しかし逆に言えば、暴落した年に好成績を出せれば市場平均を上回るリターンをもたらすことができるのです。
今こそハワード・マークスの考えに立ち返ろう
これはオークツリー・キャピタル・マネジメントのハワード・マークスの考えに通ずるものがあります。ハワード・マークスは「投資で大切な20の教え」でこう述べました。
良い時期に平均的な成績をあげ、悪い時期にアウトパフォームすることができれば、サイクル全体を通してみた場合に、平均を下回るボラティリティで平均を超える成績が達成されることは言うまでもない。
上げ相場の時に市場平均を上回る成績を狙ったアグレッシブな投資をすることによって市場平均を上回ろうと考える投資家は多いと思います。
しかしこのような下げに強いディフェンシブな投資をすることによっても市場平均を上回る成績をあげることができるのです。
私の過去の投資は、まさしくこのハワード・マークスの投資哲学を地でいくような成績を残すことができました。結果的にではありますけどね。
とはいえ期間で言えば上げ相場の時期のほうが長いので、ディフェンシブな投資は強い忍耐力が求められます。上げ相場で高いリターンをあげている人を見て、うらやましく思えるかもしれません。
それでも上げ相場では高いリターンを上げられなくても、これからもこうしたディフェンシブな投資戦略を貫こうと私ローンウルフは考えています。