こんな介護施設アリ?!カジノ型デイサービスとは
お疲れ様です、ローンウルフです。
多くの人がいつかはお世話になることになるであろう介護施設。介護施設というと地味な印象を持っている方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、そうした常識を覆す驚きの介護施設を紹介したいと思います。
パチンコや麻雀が楽しめる介護施設があった!
今回紹介する介護施設は、デイサービスを提供している施設です。デイサービスとは通所介護と呼ばれ、基本は自宅での生活を送りながらも、日中はデイサービスの施設に通うことにより入浴、排せつ、食事等の介護、機能訓練等を受けられる介護サービスのことをいいます。介護認定にて要支援・要介護の認定を受けた方が利用できるサービスです。
そうしたデイサービスの施設のうち今回の記事で取り上げるのは、その名も「デイサービス ラスベガス」です。「デイサービス ラスベガス」は2019年10月15日現在で全国23か所のデイサービスを運営しています。
まず送り迎えからすでにほかのデイサービスとは一線を画しています。通常デイサービスの事象魚から自宅の間は送迎車を利用して送り迎えがされます。
この時一般のデイサービスでは施設名が入った白のワンボックスカーが使われたりすることが多いですが、ラスベガスでは黒塗りのワンボックスが利用されています。
「黒塗りの高級車」で送り迎え
これは施設側の、「施設をご利用いただく方が『ラスベガスに行くんだ』『楽しいサービスに行くんだ』という思いを持ってほしい」との思いから、一般的な送迎車ではなく黒塗りの車を利用して特別感を演出しているそうです。
食事を取ったり軽い運動をしたりするのは他のデイサービスと大きな差はありませんが、特徴的なのがレクリエーションの時間です。
一般的なデイサービスでは機能訓練などの軽い運動以外には、軽い催し物や塗り絵、簡単なゲームなどのレクリエーションをして日中を過ごすことが多く、ここの施設でもそうしたことは行われています。ですがさらにこのラスベガスには一味違ったレクリエーションがあります。
ここの施設で行われるレクリエーションは、パチンコや麻雀、トランプなどの一般的に賭け事に分類されるものです。もちろん実際の現金が使われることはありませんが、パチンコ台の実機が施設内におかれており、まさしく型破りな介護施設と言えるでしょう。
いずれもデイサービス ラスベガスのホームページより
またこのゲームに参加するために必要な「施設内通貨」を得るためにはストレッチをしなくてはならないため、体を動かすきっかけ作りにもなっています。
介護施設も明るく楽しい場所になる時代へ
こうしたカジノ施設を思わせるレクリエーションを導入している理由について、施設側は「ゲーミング」の理論を取り入れることにより、「仕方なしに行く場所ではなく、是非とも行きたい場所として選択されるデイサービス」を目指すためにこうしたレクリエーションを導入しているとのことです。
そしてこうした賭け事が与える脳や身体へ与える影響は大きく、デイサービス ラスベガスのホームページによると、要介護認定の2年後の維持・改善率は81.89%と、杉並区の35.32%と比べると非常に良い影響を与えているようです。
デイサービス ラスベガスのホームページより
一般的には介護施設というと地味なイメージを持たれている方も多いかと思いますが、こうした型破りな介護施設の登場により、もっと明るく楽しい場所になるような取り組みが広がってほしいと私ローンウルフは考えています。