知らない男に家のドアをドンドンされた時の話【前編】
お疲れ様です、ローンウルフです。
今回の記事は少し趣向を変えて、私の実体験をお話したいと思います。ただ一応このブログはお金に関するブログではあるので、最後にはお金に触れる内容をちゃんと書きます。
これはあなたの身にも起こるかもしれない、背筋の凍る体験談
これは6、7年ぐらい前のお話です。私は当時も今も同じワンルームのマンションで一人暮らしをしています。
ある寒い冬の日の夜に家のチャイムが鳴りました。なんだろうと思い家のドアを開けてみると、2人の警察官が立っていました。突然の警察官の来訪に驚いていると、そのうちの1人の警察官がこう話しました。
「あなたの家で女性を監禁しているという通報があったのですが、家の中を見せてもらってもいいですか?」
「え?」
突然の警察官の言葉に私は驚きました。もちろん家に女性を監禁しているなんてことはありませんでしたし、当時彼女もいなかったのでそもそも家の中から女性の声が聞こえるということは有り得ない状況でした。
しいて言うならテレビの音声ぐらいでしょうが、あまり大きな音量で聞いてるわけでもないですし、外に漏れるような状況ではありませんでした。
全く心当たりはありませんでしたが、変に疑われるのも嫌なので私は部屋の中に警察官を招き入れました。警察官は部屋にあるユニットバス、押し入れ、ベランダを見て回りました。ワンルームなわけですから女性を入れるスペースはそのあたりしかなく、警察官による部屋の中のチェックもすぐに終わりました。
部屋の中に何もないと分かった警察官は、部屋を出る際に私の名前や仕事先などについて聞き取りを行ったあと、最後にこう言いました。
「通報者が言うには女性の声であなたの部屋から「助けて」という声が聞こえたらしいんですよね」
ますます心当たりのない警察官の言葉に私は戸惑いましたが、ひとまず何事もなく終わりました。
そのおよそ2週間後、今度は平日の夜中3時ぐらいのことでした。
次の日に仕事だった私はその時間帯は当然寝ていました。その時、チャイムの音が聞こえたような気がして目を覚ましました。気のせいかなと思ってもう1度眠りにつこうとしたところ、今度は確かにチャイムが鳴る音が聞こえました。
現実だと分かった私は眠い目をこすりながら玄関のドアをあけました。ドアを開けた私は驚きました。今度は目の前に警察官が4人も集まっていたのです。
状況を飲み込めないでいると、警察官が先週と同じくこう言いました。
「あなたの家で女性を監禁しているのではないかとの通報があったので来ました」
(え、またか?)
先週と同じ通報があったことに対して眠いながらも私は驚きました。
「いないとは思いますが念のため部屋の中を見せてもらってもいいですかね?」
応対したのは先週と同じ警察官であったため、自分の部屋の中に誰もいないであろうことがわかっていたのでしょうが、通報があった以上部屋の中を確認せざるを得なかったのでしょう。今回も私は部屋の中を確認してもらいました。
当然部屋の中には誰もいません。部屋の中を調べ終わった警察官は前回と同じく私の名前や職業について確認した後、こう言いました。
「実はあなたの家あてに同じような通報が何度も入ってるんだよね」
「え?」
どこかの知らない誰かが私の部屋のことで何度も通報しているという事実を聞かされ、私はすごく気味が悪くなりました。
「何かある前に引っ越した方がいいんじゃないの?」
隣にいた年配の警察官が私に話しかけました。
「そうですね、こういうことが続くようなら考えないといけませんね」
そう答えた私でしたがその時は住民税の部署におり、ちょうど確定申告の時期で非常に忙しく、土曜日も出勤したりして引っ越しに費やす時間がほとんど取れない状況であったため、引っ越しは現実的ではありませんでした。
そして事件は起きた
さらにその1週間後ぐらいのこと、私は仕事から帰ってきた後食事を済ませ、ユニットバスでシャワーを浴び、頭を洗っていました。
とその時、玄関先で小さな音が聞こえました。しばらくすると音が止んだため、気のせいかなと思い再び頭を洗い始めました。
すると再び玄関のほうから音が聞こえました。私は頭を洗うのをやめて、音を聞くことに集中しました。何か金属音のような音でした。
その金属音が何の音か、私はすぐに気づきました。
なんと・・・
家の玄関のドアノブをゆっくりと回している音だったのです!!!