私の今年のベストバイストックを勝手に挙げてみた

2023年11月15日

スポンサーリンク

お疲れ様です、ローンウルフです。

氷河期ブログ」を運営されているななしさんが、「今年のベストバイストック」という2020年に購入した金融商品の中で一番良かったものを、ブロガーが12月中に1人1人日替わりで紹介していくという企画を主宰しているのをツイッター上で見かけました。

 

私は日頃からブログ記事のネタに悩んでいるのでこの企画に参加してみたいなーと思っていたのですが、気付いたらすべての日にちの枠が埋まっていました(汗)

ですがせっかくなので、私が今年買ってよかったと思った金融商品について記事にしてみようかと思います。

私の2020年のベストバイストック

早速ですが私が今年2020年に買って一番良かったと思う金融商品を発表したいと思います。それは・・・

 

スシローグローバルホールディングスです!!!

 

スシローグローバルホールディングスは皆さんご存知、回転寿司チェーンのスシローを展開している会社です。

私がスシローの株式を購入したのは今年の3月11日です。当時はコロナウィルスの感染拡大が始まった初期の頃で、未知のウイルスに皆おびえており、世界の株価全体も急速に値を下げている時でした。

私はスシローの株式については以前から購入する機会をうかがっていたものの、バリュエーションが高い状態が続いていたため、なかなか手が出しづらい状況でした。

しかしコロナウィルスの感染拡大の影響によりスシローの株価も急落。過去平均のPERよりも少し低い水準にまで予想PERが低下しました。

これは買いの良いタイミングではないかと思ったものの、今後大きく業績が落ち込み、赤字転落に陥ってしまったら良いタイミングでの購入とは言えません。

そこで私は、同業他社の回転寿司チェーン店のリーマンショック後の不景気時の業績を調べてみました。同じような不景気時に、業績がどうなっていたのかを調べたかったのです。

本当はスシローの業績を調べるのが一番なのですが、当時スシローは非上場であったため、参考として同業他社の業績を調べました。

するとどこの会社も業績は大きく悪化したものの、赤字転落とまではいかなかったことが判明。この数字を見て私は

「これから先不景気に陥っても、寿司好きな日本人は回転寿司を食べ続けるはずだ!」

と考え、コロナウィルスの感染状況がどうなるか未知数の中でスシローグローバルホールディングスの株式購入に踏み切りました。

なお他の購入理由については、購入時の記事に書いてあるので良ければご覧ください。

1年経たずして2倍以上になったスシローGHDの株価

さてその結果はどうなったかというと、私の読み通りスシローの業績は落ち込みはしたものの、2020年9月期の純利益は前年同期比35%減に踏みとどまりました。赤字転落した会社も多い中で、かなり健闘したと言えるでしょう。

株価も私が購入してからは2倍以上となり、1年経たずして2バガーを達成することに成功しました。ちなみに下記の画像は12月27日現在でのスシローGHDの損益の状況です。

 

そして驚きは来期予想です。2021年9月期の業績予想として、62.6%の増益および過去最高益を更新する旨の予想を打ち出したのです!

コロナ禍が収まらない中で、しかも外食産業なのにこれだけの業績見込を出すのは驚異的ではないかと私は思っています。

ただコロナの影響を見測るのが難しいため下振れする可能性もありますが、それでも2年3年先を見据えればいずれ達成できるような数字だと思います。

ちなみに今は予想PER約41倍とPER上はだいぶ割高になってきています。しかし年平均20%以上の増益を達成しているので、ある程度の高PERは許容できるのかなと思っています。

とはいえこの先20%30%と大きく株価が調整する局面もあるかもしれません。しかしスシローのようなグロース寄りの銘柄へ投資するにあたっては、目先の株価に一喜一憂して売買の判断を下すべきではありません。

その程度の調整で株式を売却してしまっては、長期的な株式の価値の増大の恩恵を受けることが出来ません。

スシローの株価が2倍になったのは通過点であり、今後3倍4倍となっていくためには、株価ではなくあくまで本業の業績がどう推移しているかに着目して保有の継続を決めるべきだと私は考えています。

5年後のスシローGHDの株価を推測する

とここで簡単ではありますが、スシローの5年後の株価について見通しを立ててみたいと思います。

2021年度予想のEPS(1株当たり純利益)は90.48円なんですが、EPSが過去平均と同じ20%で上昇した場合と成長率が少し鈍化して15%で成長する場合、またPERが今と同じ40倍で評価された場合と、過去平均のPER24倍で評価された場合とで5年後の株価を計算してみたいと思います。結果はこうなりました!

 

一番保守的である過去平均PERと同等で評価され、増益率も15%に落ち込むというシナリオでは今現在とほぼ株価は変わらず、PERは今と同じ評価がされ、増益率は現在と同じ20%という強気シナリオでは現在の株価の2倍、取得単価ベースでは約4倍になるとの結果となりました。

現実的には保守的なシナリオと強気シナリオの中間地点ぐらいで落ち着くのかなと思っているので、5年後に取得単価ベースで株価が3倍になっていれば万々歳かなと思っています。

そして長期的な業績見通しについてですが、私は海外展開に注目しています。

スシローは海外展開を積極的に進めており、2021年度においては海外売上240億円と、売上全体の10%に到達することを目標としています。

 

2018年度における海外売上高の比率は1%ほどしかなかったわけですから、今後の海外事業に大きな成長を見込めることがわかると思います。

そしてその海外事業で特筆すべきなのは中国への進出です。実はスシローはこれまで中国への出店はなかったのですが、2021年度内に中国への出店を予定しています。

日本の10倍以上の人口を抱える国へ進出するのがこれからなわけですから、成功した場合にはかなりの見返りが期待できることになると思います。

本業に大きな影響を与えない不祥事はむしろ買い場になり得る

2020年11月9日にスシローは会社名を新しく変更することを発表しました。2021年4月1日に現在のスシローグローバルホールディングスという会社名から、「FOOD & LIFE COMPANIES」という会社名へ変更となります。

しかしその際のプレスリリースに記載されていた会社名と変更日付が誤っていたことが話題になりました。

 

こうした内容を見て、「スシローへの投資は控えよう!」とか「株式を保有してるけど売ってしまおう!」という判断はしないほうがいいと思います。

もし企業が不祥事を起こしてしまった場合、見るべきはその内容です(スシローの場合は不祥事と言えるほどの内容ではありませんが)。

本業に大きくかかわるような内容の不祥事であれば、株式を手放すことを考えてもいいかもしれません。

しかし本業とは関係の無い内容であり、それが理由で株価が下がっているのならば、むしろそれは株式を買うチャンスとなり得ます。なぜならば、その不祥事が起きたことによっても本業に影響を与えることがほとんどないからです。

ですから今回のスシローのような些末な内容で投資を控えるというのは、むしろもったいないことだと思います。

事実この社名誤りの後もグングンと株価は上昇し続けたわけですから、この程度の出来事で株を手放してしまっては株価2倍を達成できなかったのです。


 

以上、私の2020年のベストバイストックを発表させていただきました。

スシローGHDの株式購入においては、ピンチがむしろチャンスになり得たという好例になったのかなと思っています。

これからもピンチをむしろチャンスに転換できるような投資を続けていきたいと私ローンウルフは考えています。

↓↓↓応援のクリックをして頂けると大変うれしいです(^^)
にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村

スポンサーリンク