高配当株投資を課税上不利な必敗法と考えるならVOOやVTIに投資しないほうがいい

2023年11月15日

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お疲れ様です、ローンウルフです。

賛否両論を巻き起こしている高配当株への投資。中には高配当株投資による課税上の不利について触れ、高配当株への投資はほぼ間違いなく市場平均に負けるいわば「必敗法」であるという過激な意見を持つ方もいるようです。

しかしもし本当に高配当株への投資がほぼ間違いなく市場平均に負けると考えているのであれば、アメリカの株式市場の市場平均に連動するETFであるVOOやVTIには投資しないほうがいいと思います。

VOOやVTIには高配当株が多く含まれている

VOOはアメリカを代表する上場企業500社の株価を基に算出されたS&P500指数に連動するように設計されたETFであり、VTIはアメリカの証券取引所に上場している株式会社ほとんどすべてをカバーしたETFです。

当然ながら、このVOOとVTIにもいわゆる高配当株が含まれており、分配金の一部はこれらの企業からの配当金から賄われています。

VOOやVTIを保有した場合には間接的に高配当株を保有することにもなるわけですから、高配当株への投資がほぼ間違いなく市場平均に負けると考えている人は、これらのETFを保有してしまうと自らが保有すべきではないと思う銘柄を保有してしまうので、VOOやVTIへ投資をするのはやめたほうがいいのではないでしょうか?

今は低コストな様々なETFが存在するので、代わりにそれらを利用して高配当株への投資を避けることのできるようなポジションを組んだほうがいいと思います。

高配当株投資が今後市場平均を上回るか下回るかはわからないと考えるのが本来の市場合理的仮説

ちなみに日本においては外国株の配当所得に対する課税は譲渡益課税と比べた時に、必ずしも不利になるわけではありません。所得金額によって異なるのです。詳しくは過去に記事にしたことがあるのでよければ下記の記事をご覧ください。

 

高配当株への投資は、配当金を受け取るたびにその都度税を徴収されてしまうので、確かに理論上は不利になってしまうかもしれません。

しかしこれまで高配当株への投資は、そうした理論を超えてアノマリーとして優秀な成績を収めてきました。ただし今後もそのアノマリーが続くかどうかはわかりません。

また本当に市場が合理的と考えるのであれば、そもそもこうした高配当株への投資が理論上不利であるということも織り込んで値付けがされているのかもしれません。

ですからもし市場を合理的であると考えるのであれば、高配当株投資の先行きについては「市場平均を上回るのは不可能」と考えるのではなく、先行きがどうなるかはわからないと考えるのが本来の市場合理的仮説の立場なのではないかと私ローンウルフは考えています。

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