中国株は下落してるけどいつも通り新興国株ETFのSPEMを購入しました

2023年11月15日

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お疲れ様です、ローンウルフです。

私は新興国株ETFであるSPEMを3の倍数の月(3月、6月、9月、12月)に購入することとしており、1回の買い付け口数はアメリカ株と同じく売買価格が1111ドルを超えるようにしています。

そして昨日9月27日にSPEMの買付を行いました。

 

今回の記事でもこれまでと同様に、他の指数との成績比較やアメリカと新興国のCAPEレシオの状況についても確認していこうと思います。

CAPEレシオ比較及び各指数の価格推移

まずはCAPEレシオから確認したいと思います。CAPEレシオとは株価をインフレ調整後の1株当たり利益の10年間の平均で割って算出する指数のことです。

アメリカのCAPEレシオについては「multpl.com」を(なぜか前回参照のバークレイズのサイトはデータを読み込めませんでした)、新興国と日本のCAPEレシオについては「Research Affiliates」を利用して調べています。

数値は新興国株と日本は8月末時点の、アメリカについては9月24日時点のものです。それではご覧ください!

・新興国株 15.4倍

・アメリカ 38.48倍

・日本 22.3倍

新興国株のCAPEレシオは16.3倍から15.4倍へと減少しました。アメリカのCAPEレシオは37.67倍から38.48倍へと増加しました。日本は前回と同じ22.3倍のままです。

続いてSPEMと他の新興国株ETF、およびS&P500との価格推移の比較です。比較対象は以下の3つです。

・DEM(ウィズダムツリー エマージング・マーケッツ・エクイティ・インカム・ファンド)

DGS(ウィズダムツリー 新興国小型株配当ファンド)

・S&P500

上2つはスマートベータ型のETFでDEMは高配当株、DGSは小型株の高配当株に投資している新興国株のETFです。

比較期間は私がSPEM購入を開始した週の2020年3月30日から2021年9月20日です。それではご覧ください!

S&P500の運用成績を超えていたDGSでしたが、8月以降はS&P500の成績をわずかに下回っています。直近の中国株の下落の影響が大きいと思いますが、それでも配当を加味すればほぼ同じリターンなので、かなり健闘していると言えるでしょう。

私が保有しているSPEMの価格は前回の報告以降下落しています。構成銘柄上位のアリババとテンセントの株価下落の影響が響いているようです。

なお9月27日時点のSPEMの保有状況はこのようになっています。

 

またSPEMの構成銘柄のうちの上位5社と構成比率は以下の通りです。

TSMCがテンセントに代わって構成銘柄の比率第1位となりました。TSMCの株価は前回6月の時とほとんど変わらなかったものの、テンセントとアリババの株価が大きく下落したことによって比率が押し上げられました。

新興国株への投資をETFにしておいてよかった

ここ数か月、中国のハイテク系の銘柄の株価下落が顕著となっています。背景には習近平国家主席による企業に対する締め付けがあります。

中国ハイテク株の高い成長率と割安さを見て個別株が欲しいと思った時期もありましたが、こうした事態が起きるのを見てやっぱり新興国株はETFを通じての購入で良かったなと思っています。ちなみにSPEMにおける中国株のウェイトは9月26日現在で35.22%となっています。

現地の情報だったりを比較的容易に入手できる人であれば個別株投資を検討してもいいのかもしれませんが、私は新興国の個別企業については明るくないのでETFを通しての購入となりました。

今後もまた新興国の個別株を買いたいという誘惑に駆られることもあるかもしれませんが、新興国への投資はこれからも基本的にETFを通じて行おうと私ローンウルフは考えています。

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