最強の投資法を見つけてしまいました

2023年11月15日

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お疲れ様です、ローンウルフです。

私が株式投資を始めてからもう16年になるんですが、その間様々な書籍を読みながら色々な手法を模索して実践してきました。

そしてこの度、ついに私は最強の投資法を見つけるに至りました!

 

私が発見した最強の投資法・・・

 

それは・・・

 

モンスタービバレッジ集中投資法です。

 

ちなみにモンスタービバレッジとは日本でもおなじみのモンスターエナジーといったエナジードリンクを製造しているアメリカに上場している会社です。

モンスタービバレッジの株価上昇はすさまじく、1985年末からの株価上昇率は700倍以上と驚異的なリターンを叩き出しています。これは配当金を含んでいない状態でこのリターンです。

ちなみに同期間のナスダック総合指数の上昇率はおよそ50倍です。これに2倍3倍のレバレッジをかけようが、モンスタービバレッジの700倍超というリターンには到底追いつけません。

あなたが1985年にモンスタービバレッジの株式を100万円購入していれば、その資金は今7億円以上もの金額となっていました(為替の影響除く)。

資産運用で参考に出来る唯一にして最大の根拠は過去の結果です。さぁ、これであなたも大金持ちの仲間入りです。モンスタービバレッジ集中投資法で一緒に未来のお金持ちになりましょう!!!

未来から過去の結果を語ることの無意味さ

とここまでお話してきましたが、ローンウルフはついに気が触れたのかと思った方はいましたでしょうか(笑)しかし驚くべきことに、この気が触れたかのような主張をここ最近はよく見かけます。

過去のリターンを未来にそのまま延長して語る人がとても多いのですが、このモンスタービバレッジの事例を見ればそれが如何に馬鹿げたことかがわかるかと思います。過去と同様の高いリターンを将来にわたって確実に再現できると思っているのでしょうか?

またこのブログでは何度か主張しているところですが、未来から過去の結果を語ったところで、当時その資産に実際に投資して長期保有できるかどうかは全く別の話です。はっきりいって未来から過去の結果を「つまみ食い」しているだけなのです。

 

ナスダックについて言えばITバブル崩壊の記憶冷めやらぬ2000年代前半に、BRICSと呼ばれブームを巻き起こしていた新興国への投資リターンに劣っていた時期に、レバレッジをかけて投資した人が一体どれだけいるというのでしょうか?

未来が過去の結果の延長と考えている人であれば、当時ピーク時から大きく下落していて過去のリターンも悪かったナスダックへ投資する人はいなかったでしょう。おそらく新興国へ投資していたと思いますが、その結果はご存知の通りです。

ここで過去にも紹介したことのあるナシーム・ニコラス・タレブの著書「まぐれ」の中の一節を紹介したいと思います。

事象が起きた後に得られた情報を、事象が起きたときにわかっていたはずだと考え、その結果、事象が起きた当時の情報を過大に見積もってしまうことを、心理学者たちは後知恵バイアスと呼ぶ。「最初からわかっていたよ」というやつだ。

 

「資産運用で参考に出来る唯一にして最大の根拠は過去の結果です」などという発言を恥ずかしげもなくしているのを見ていると、過去の結果にしか注目していない人がこの後知恵バイアスに支配されているかがよくわかります。

それでも本当に過去の結果が唯一最大の投資の根拠と考えるのであれば、ナスダックよりもモンスタービバレッジにレバレッジをかけて保有したほうがもっと早くにお金持ちになれるのではないかと私ローンウルフは考えています。

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