アリババは暴落したけどいつも通り新興国株ETFのSPEMを購入しました

2023年11月15日

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お疲れ様です、ローンウルフです。

私は新興国株ETFであるSPEMを3の倍数の月(3月、6月、9月、12月)に購入することとしており、1回の買い付け口数はアメリカ株と同じく売買価格が1111ドルを超えるようにしています。

そして12月23日にSPEMの買付を行いました。

 

今回の記事でもこれまでと同様に、他の指数との成績比較やアメリカと新興国のCAPEレシオの状況についても確認していこうと思います。

CAPEレシオ比較及び各指数の価格推移

まずはCAPEレシオから確認したいと思います。CAPEレシオとは株価をインフレ調整後の1株当たり利益の10年間の平均で割って算出する指数のことです。

アメリカのCAPEレシオについては「multpl.com」を、新興国と日本のCAPEレシオについては「Research Affiliates」を利用して調べています。

数値は新興国株と日本は11月末時点の、アメリカについては12月26日時点のものです。それではご覧ください!

・新興国株 15.2倍

・アメリカ 39.65倍

・日本 23.2倍

新興国株のCAPEレシオは15.4倍から15.2倍へと減少しました。アメリカのCAPEレシオは38.48倍から39.65倍へと増加しました。日本のCAPEレシオは22.3倍から23.2倍へと増加しました。

続いてSPEMと他の新興国株ETF、およびS&P500との価格推移の比較です。比較対象は以下の3つです。

・DEM(ウィズダムツリー エマージング・マーケッツ・エクイティ・インカム・ファンド)

DGS(ウィズダムツリー 新興国小型株配当ファンド)

・S&P500

上2つはスマートベータ型のETFでDEMは高配当株、DGSは小型株の高配当株に投資している新興国株のETFです。

比較期間は私がSPEM購入を開始した2020年3月25日から2021年12月20日です。それではご覧ください!

今年の初夏あたりまではS&P500とSPEMは同じような値動きを示していたのですが、それ以降は差が鮮明となってきました。

これは構成銘柄の上位を占めていた中国株が低迷し、また構成銘柄1位のTSMCがここ最近はおおむね横ばいと相対的に振るわなかった影響が大きいです。

そんな新興国株の中でも小型高配当株へ投資しているDGSは比較的健闘しています。この比較チャートは配当を含まない形での比較なので、配当を加味したらもう少し成績差は縮まると思います。

なお12月26日時点のSPEMの保有状況はこのようになっています。

 

またSPEMの構成銘柄のうちの上位5社と構成比率は以下の通りです。

2020年9月17日時点ではで6.41%の比率を占めていたアリババも、今や2.63%と1年前と比べて半分以下の比率となってしまいました。

また当時は上位3銘柄で16.41%もの比率を占めていたのですが、今は11.87%と上位構成銘柄が全体に与える影響は少なくなってきました。

アリババは暴落したけどむしろ積極的にSPEMを買っていきます

アリババは昨年の高値から60%以上も暴落し、またその他の中国のハイテク銘柄も軒並み値を下げています。

こうした状況から、今年の始めぐらいまではポジティブな情報であふれていた中国株への投資も、いまや話題にあまり上がらなくなり、上がったとしても政府による規制の強化といったネガティブな情報しか聞こえてきません。

私としては昨年のように多く人が中国株に対して強気になっていた局面よりも、今のような弱気が大勢を占めるような状況において積極的に買い増したいと思っています。悲観的な状況の方が期待値が乗りやすいのではないかと考えているからです。

またCAPEレシオを見ても39.65倍のアメリカに対し新興国は15.2倍と過熱感はほとんどありません。これからの投資先はアメリカ株よりも新興国にウェイトを大きく置きたいと思っています。

なので来年以降は定期購入の頻度を上げようと思います。具体的なお話についてはまた年が明けたらしたいと私ローンウルフは考えています。

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