米国株の購入頻度を減らして新興国株の購入頻度を増やします

2023年11月15日

スポンサーリンク

お疲れ様です、ローンウルフです。

私は株式投資先として、アメリカ株、日本株、新興国株へそれぞれ投資しています。現状アメリカ株については3か月に1度ETFを、半年に1度個別株を購入するようにし、新興国株については3か月に1度ETFを購入しています。

しかし今年からは米国株の購入頻度を減らし、新興国株の購入頻度を増やしたいと思います。

米国株の購入頻度を減らして新興国株の購入頻度を増やす理由

この米国株の購入頻度を減らして新興国株の購入頻度を増やすという話はこれまでの記事で軽く話に出してはきましたが、今回は具体的な話に踏み込んでお話していきたいと思います。

米国株の購入頻度を減らして新興国株の購入頻度を増やす理由についてですが、1つ目はCAPEレシオです。CAPEレシオとは株価をインフレ調整後の1株当たり利益の10年間の平均で割って算出する指数のことで、CAPEレシオが高ければ高いほど割高と判断されます。

このCAPEレシオは昨年12月末時点でアメリカ株は39.65倍であったのに対し、新興国株は15.2倍と大きな開きがあることがわかると思います。

多少の差であればまだしも、ここまでの差があるとアメリカ株と新興国株、今後どちらにより投資資金を振り向けたいか?と考えた時に私は新興国株であると考えたのです。

これまでは低金利によって高いCAPEレシオが許容されてきましたが、アメリカ株へ投資している方ならご存知の通り今はインフレ率が急上昇しており、その対策として3月にも政策金利が引き上げられようとしています。

金利が上がるとこれまでのように高いCAPEレシオが許容されなくなってくるので、相対的にはあまりアメリカ株には強気になれない場面かなと思っています。

また2つ目の理由として、2010年代の新興国株の低迷の要因の1つだった資源価格の低迷から脱却し始めているということです。

以前の記事で私は、2010年代の新興国株の株価低迷の要因の1つとしてEPSの低迷を挙げ、またEPSの低迷の原因の1つとしてコモディティ価格低迷があるということについて記事にしました。

 

しかし2020年後半ぐらいからコモディティ価格は急上昇を始め、NY原油は80ドルを突破して2015年以降の高値圏にあります。また同様に小麦、大豆、銅といった他の商品もここ数年で一番高い価格帯にあります。

こうしたコモディティ価格の上昇は資源関連企業の多い新興国株の業績にとってはプラスになることが多く、反対に先進国にとってはマイナスの要素が強いため、こちらも相対的に見て新興国株の方がこの先有利になりやすいのかなと考えました。

醸成されているアメリカ株投資の過度な正当化と新興国株投資への忌避

またここ1年ほどの個人投資家によるあまりに強いアメリカ株投資への楽観論と新興国株投資への忌避も気になっているところです。

アメリカ株はコロナショックによる株価急落の後に急反発したこともあり、極度の強気論が蔓延しています。

投資を始めて間もない人がお世辞にも割安とは言えない局面で、レバレッジをかけた取引を主力にしている人が見受けられるようになりました。アメリカ本国でもオプションを用いた取引が盛んになっているようです。

反対に昨年の前半までに見られた新興国株、特に中国株への強気論はアリババやテンセントといったハイテク株が軒並み大きく値を下げたことによって今ではほとんど聞かれなくなりました。

こうした悲観と楽観の両極を見て、あまり多くは残されていない投資資金をよりどちらに振り分けるか?と考えた場合に、悲観側により多くをベットした方がいいのではないかと考えました。

具体的な購入頻度

そして具体的にどう購入頻度を変えるかについてですが、まずアメリカ株については半年に1度購入していた個別株についてはそのまま変えず、3か月に1度購入していたETFについては1年に1回に変更したいと思います。

個別株とETF合わせて1年に6回購入する予定だったのを、半分の3回にするという形になります。なお臨時購入のルール(S&P500が最高値から10%以上下がったら以下5%刻みで買い下がっていく)については変更ありません。

新興国株は元々3か月に1度購入していたものを2か月に1度にします。ですので年4回購入予定だったものを6回にするという感じですね。なおこれに伴って20%以上下げたら臨時購入するというルールは廃止します。

またこの購入頻度についていつまで続けるかは今のところ決めていませんが、少なくとも今年いっぱいはこの頻度で購入していきたいと思います。

このルール変更によって新興国株の比率を15%にするという目標へ向かってさらに加速させていきたいと私ローンウルフは考えています。

↓↓↓応援のクリックをして頂けると大変うれしいです(^^)
にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村

スポンサーリンク