iDeCoでの新規購入を新興国株から日本のREITに変更しました
お疲れ様です、ローンウルフです。
私は米国株以外に、iDeCo(少額投資非課税制度)を利用して投資をしています。iDeCoでの投資先については今年の2月に海外のREITから新興国株に変更したところです。
しかしiDeCoでの新規購入時の投資先について、新興国株から日本のREITに変更しようと思います。
高まった中国による台湾進攻への現実味
iDeCoでの積み立て投資先を新興国株から日本のREITに変更した理由についてですが、中国による台湾進攻というテールリスクが高まったと判断したからです。
私個人の考えとしては、中国による台湾進攻の可能性自体は未だ低いのかなと思っています。
台湾は海で囲まれており、また実際に進攻するとなるとかなりの規模になるため何の兆候もなく突然進攻を始めるのは事実上不可能であり、事前に侵攻を防ぐような政治的・軍事的な駆け引きが行われると考えているからです。
それでも習近平氏が国家主席の座について憲法を改正してまで3期目にまで突入したことで、自らの偉業にしたいだろうと考えている台湾統一を強行することの現実味が以前よりも増したのかなと思います。
また党大会で選ばれた最高指導部7人が習近平氏のイエスマンで固められ、改革派と言われる李克強首相も引退に追い込まれたこと、極めつけは第二十回党大会の閉幕宣言が始まる直前に見せしめかのように胡錦濤前国家主席を議場から退出させたことは、習近平氏による独裁とも言える体制が確立したことを印象付けました。
こうした反対意見の出ない環境では、台湾進攻といった自国の経済には不利益を生む可能性が高い行為であっても踏み切る可能性が高くなるのかなと思います。
避けたいロシア株の二の舞
なお私が購入していたのは「インデックスファンド海外新興国(エマージング)株式」という投資信託です。
この投資信託の投資先国のおよそ半分近くを中国と台湾が占めているため、もし中国と台湾の間で有事が起きた場合に、この投資信託の半分近くがほぼ無価値となってしまいます。
単なる経済失政によって経済が長期低迷したり株価が暴落するだけであったら購入を継続しても良かったのですが、今年のロシアによるウクライナへの侵攻によってロシア株関連の商品が軒並みほぼ無価値になって償還されたことを考えると、テールリスクが発現した際の影響が大きすぎるのかなと判断しました。
また他の投資先を見渡した際に私は日本のREITを魅力的に感じており、元々iDeCoの口座で保有していた「三井住友・DC日本リートインデックスファンド」を積立先に変更することとしました。
なおなぜ私が日本のREITを魅力的に感じているかについては下記の記事をご覧ください。
あくまで止めるのは新規購入だけで購入済分の保有は継続します
ただ今回はあくまで新しく購入するのを止めるだけであって、これまでに買った投資信託は保有を継続します。
金額的にも約16万円ほどと全体の割合でいったらごくわずかなので、これが半分になったところで資産全体に与える影響もほとんどありません。
また投資というものは何が起こるかわからない世界なので、すでに購入した分に関してはこのまま保有を継続しようと私ローンウルフは考えています。