2022年12月時点の新興国株ETF「SPEM」の保有状況

2023年11月15日

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お疲れ様です、ローンウルフです。

私はこれまで3か月おきに新興国株ETFのSPEMを定期購入していましたが、今年の2月よりイギリス株のETFを定期購入するようになってからは購入を中止しています。

しかしSPEMについてはあくまで定期購入を中止しているだけで保有は続けており、またSPEMから年2回(6月、12月)支払われる配当金で再投資をすることとしています。

今回はこれまでと同様、SPEMの保有状況及び他国と比べたリターンやCAPEレシオ等について記事にしたいと思います。

新興国株ETF「SPEM」の保有状況やリターン比較

まずはCAPEレシオから確認したいと思います。CAPEレシオとは株価をインフレ調整後の1株当たり利益の10年間の平均で割って算出する指数のことです。

アメリカのCAPEレシオについては「multpl.com」を、新興国と日本のCAPEレシオについては「Research Affiliates」を利用して調べています。

数値は新興国株と日本は11月末時点の、アメリカについては12月4日時点のものです。それではご覧ください!

・新興国株 13.7倍

・アメリカ 29.79倍

・日本 19.5倍

3か月前と比べて新興国株のCAPEレシオは14.3倍から13.7倍へと減少、アメリカのCAPEレシオは28.99倍から29.79倍へと増加、日本のCAPEレシオは20.0倍から19.5倍へと減少しました。

続いてSPEMと他の新興国株ETF、およびS&P500との価格推移の比較です。比較対象は以下の3つです。

・DEM(ウィズダムツリー エマージング・マーケッツ・エクイティ・インカム・ファンド)

DGS(ウィズダムツリー 新興国小型株配当ファンド)

・S&P500

上2つはスマートベータ型のETFでDEMは高配当株、DGSは小型株の高配当株に投資している新興国株のETFです。

リターンの比較は配当再投資を含めた形で比較できるPortfolio Visualizerを利用しています。比較期間は私がSPEMの購入を開始した2020年3月から2022年11月までです。それではご覧ください!

緑がS&P500、青がDEM、オレンジがSPEM、赤がDGSです。S&P500が引き続き新興国株ETFのリターンを上回っています。

なお私が保有しているSPEMは新興国株ETFの中で一番低いリターンです。新興国株においては、時価総額加重平均に基づいたポートフォリオよりも高配当株の方が好成績を出しています。

続いてこれらの具体的な年率リターンやシャープレシオ等が載った一覧を掲載します。

 

なお12月4日時点のSPEMの保有状況はこのようになっています。

 

続いてSPEMの構成銘柄のうちの上位5社と構成比率は以下の通りです。

前回9月報告時と比べて順位に変動はありませんでした。

最後にSPEMの投資先の国別組入比率のトップ10について載せていきますのでご覧ください(情報元はステートストリートのHPより)。

前回に続き、中国のウェイトが落ちインドのウェイトが高くなりました。ついにインドはSPEMの5分の1を占めるまでになりました。

中国のウェイトが下がれば再び買いたい

新興国株ETFの定期購入については今年の2月より中止し、代わりにイギリス株ETFを定期購入しているところです。

 

その後の両者の株価推移を見ればこの判断は妥当だったのかなと思っていますが、タイミング次第ではいずれ新興国株ETFを再び購入したいなと思っています。

ただし再度購入するにしても、新興国株における中国の占めるウェイトがもっと下がってからです。

例えば中国のウェイトが10%以下なら、最悪な事態が起きても10%までしか影響を与えないわけですから、まだ許容できるリスクなのかなと思います。

中国という独裁政権が治める国への投資は政治リスクが高いと思いますが、政治リスクが顕在化しなかった場合には高いリターンをもたらすので無視は出来ないと思いますし、だからこそ私もETFを売らずに保有を継続しています。

それでもそこまでウェイトが下がる事態はなかなか想定できないので、実際には15%前後ぐらいになってくるのかなと思います。

ひとまずはひたすらホールドを継続して配当再投資するだけに徹しようと私ローンウルフは考えています。

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