私のベストバイストック2022年

2023年11月15日

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お疲れ様です、ローンウルフです。

今回「氷河期ブログ」を運営しているななしさん主催のベストバイストックという企画に初めて参加させていただきました(なぜか前日のチェヨペガさんからのバトンが無かったのでそのまま書き始めます)。

ベストバイストックとは、ブロガーが今年1年間で買って良かったと思った株式(投資信託、ETF含む)を紹介するという企画で、実は以前企画に参加していないにもかかわらず勝手に1人でベストバイストックの記事を書いたことがあります(笑)

 

ちなみにこの時の記事ではスシローグローバルホールディングス(現 FOOD & LIFE COMPANIES)をベストバイストックとして挙げましたが、すでに今年の5月に売却しています(汗)

 

自分としては元々保有していて買い増した株式をベストバイストックとして挙げるのはどうかなと思い、2022年に入って新しく購入したものをベストバイストックとして選びました。

私のベストバイストック2022年

前置きが長くなりましたが、私の2022年のベストバイストックを発表したいと思います。

私の2022年のベストバイストックは・・・

 

「UBS ETF 英国大型株100」です!!!

 

UBS ETF 英国大型株100(以下イギリス株ETF)は東証に上場しているETFで、イギリスの代表的株価指数であるFTSE100に連動するように設計された上場投資信託です。ちなみに為替ヘッジはありません。

イギリス株ETFはそれまで購入していた新興国株ETFであるSPEMの購入を止め、代わりとして今年の2月より新たに購入を始めました。現在は基本的に2か月に1度およそ10万円ほど定期購入しています。

以下今年のベストバイストックとして選んだ理由についてお話していこうと思います。

今年悪い意味で注目を集めたイギリス経済

今年は近年にないぐらいイギリスの政治や経済に注目が集まった1年だったと思います。イギリスがEUから離脱することが決定した2016年以来でしょうか?

資源高を契機としたインフレと、そのインフレ対策として打ち出された大規模な減税策とエネルギー支援策に対して長期金利が急騰。金利の急騰を抑えるために中央銀行であるイングランド銀行が、予定していた国債の売却を中止して反対に国債の買い入れを急遽実施。

当時のトラス政権は減税策の撤回に追い込まれた上、政治的混乱を招いたとして辞職。秋口にかけて非常に大きな政治的・経済的混乱が巻き起こりました。

そうした中でイギリスの株式相場も軟調だったのでは?と思う方も多いと思いますが、実はそうでもありません。イメージとは裏腹にイギリスの株価は今年は相対的に堅調な展開を見せました。

イギリスの代表的株価指数であるFTSE100の12月18日現在の年初来の騰落率はマイナス2.31%となっています。ただ配当利回りは3%台となっており、配当を含めたトータルリターンはわずかにプラスです。

絶対値の成績で言えば大したことないかもしれませんが、今年のS&P500が年初来でマイナス19.68%、ナスダック総合指数はマイナス32.68%と大きく下げていることを考えれば相対的にはかなり健闘していると思います。

バックテストでは非常に悪い成績だったイギリス株

少しは減りつつあるものの最近でも過去のバックテストで好成績を収めた投資対象に投資するべきだという考えを持った人は多いと思います。

それではイギリス株の過去のリターンはどうだったのでしょうか?私が投資する前年の2021年までの10年間(2012~2021年)のリターンを確認したいと思います。

 

FTSE100の2012~2021年の10年間の上昇率は32.52%となっています。同期間のS&P500の上昇率279.99%と比べると圧倒的な成績差となっていることがわかります。

これをドルベースで比較した際にはさらに成績差は広がります。配当を加味すればもう少し成績は縮まるものの、焼け石に水です。

過去のリターンこそ絶対だ!と考えているようなバックテスト至上主義者は絶対手を出さないような成績差が出ている投資先だと思います。

他国とドルベースで比較した2022年のイギリス株の成績は?

それが2022年に入ってからはどうなったのでしょうか?確認してみたいと思います。

なお確認にあたってはドルベースで比較しようと思うのですが、ドルベースでFTSE100に連動するETFがないため、FTSE100の値動きと概ね近似する英国の大・中企業に投資するETFであるEWUの価格を利用したいと思います。

またアメリカ(S&P500)だけではなく同じ先進国であるドイツ(DAX)、日本(EWJ)、スイス(EWL)のリターンも同じドルベースで比較したいと思います。それではご覧ください!

イギリス(黒)の年初来のリターンが、日本(緑)、アメリカ(赤)、ドイツ(紫)、スイス(茶)に対していずれも約10%上回っています!

バックテスト至上主義者からしたら今年のこのイギリス株の成績は想像できなかったことでしょう。とはいえドルベースでのリターンはあくまでマイナスなので、あまり誇れるものではありませんが。

ちなみに2022年12月18日現在の私が保有している円ベースで計算されているイギリス株ETFのリターンは6.5%と若干のプラスです。

私がイギリス株ETFをベストバイストックとして選んだ理由

「バックテスト以外に何を理由にして投資対象を選ぶんだ!」

という人もよく見かけましたが、当時私がイギリス株を投資対象として選んだ理由は以下の4つです。

・株価指標上は他国と比べて割安だった

・イギリスの株式指数の構成銘柄が私が保有している既存の銘柄群と相性が良かった

・今後数年間に起こると予想される金利高、資源高と比較的相性が良い

・イギリスの株式指数であるFTSE100は日本の東京証券取引所を通して買い付けることができ、NISAを利用して非課税の恩恵が受けられる

 

上記の理由について詳細は購入を始めた時の記事に書いています。

 

特に株価指標上割安だったという話について、具体的に構成銘柄のうち上位10銘柄の予想PERについて確認したいと思います。

これは今年9月上旬ごろのものですが、予想PERは一番高いものでもディアジオの21.83倍で、他は軒並み低いPERに収まっていることがわかると思います。10銘柄中6銘柄が一桁台の予想PERです。

過去のリターンではなくこうした株価指標に着目して投資したことが今回の好成績につながったと思っています(実際はさらにCAPEレシオも見ていますが、説明すると長くなるので先ほど挙げた記事を参照してください)。

それでも今年のリターンだけ見たら目を見張るものではなく、自分が今年新たに投資した投資先でイギリス株ETF以上に好成績を出したものもあります。

しかしそれでもイギリス株ETFをベストバイストックとして選んだのは、巷で盛んになっているバックテスト至上主義とは距離を置いた上で相対的に好成績を残せたこと、またこれまで自分が得た知識や経験を大きく活かすことが出来た投資であったことからベストバイストックに選定しました。

なおアメリカでの近い将来のリセッションの到来を考えると、イギリス株は2023・2024年も引き続きアメリカ株をアウトパフォームする可能性が高いと考えています。


 

ということで以上、私ローンウルフの「2022年私のベストバイストック」についてお話させていただきました。

なお明日12月19日のベストバイストックの発表は“みさき@のんびりコツコツ投資生活”さんです。

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