新興国株ETF「SPEM」を配当再投資にて購入しました

2023年11月15日

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お疲れ様です、ローンウルフです。

私は昨年の2月まで3か月おきに新興国株ETFのSPEMを定期購入していましたが、現在はイギリス株のETFを定期購入しており、現在は新興国株ETFの定期購入を中止しています。

しかしSPEMについてはあくまで定期購入を中止しているだけで保有は続けており、またSPEMから年2回(6月、12月)支払われる配当金で再投資をすることとしています。

そして日本時間3月14日、予定通り配当再投資によってSPEMを購入しました。

 

今回の記事では購入のご報告と同時に、これまでと同様SPEMの保有状況及び他国と比べたリターンやCAPEレシオ等について記事にしたいと思います。

新興国株ETF「SPEM」の保有状況やリターン比較

まずはCAPEレシオから確認したいと思います。CAPEレシオとは株価をインフレ調整後の1株当たり利益の10年間の平均で割って算出する指数のことです。

アメリカのCAPEレシオについては「multpl.com」を、新興国と日本のCAPEレシオについては「Research Affiliates」を利用して調べています。

数値は新興国株と日本は2月末時点の、アメリカについては3月14日時点のものです。それではご覧ください!

・新興国株 13.6倍

・アメリカ 27.99倍

・日本 18.8倍

3か月前と比べて新興国株のCAPEレシオは13.7倍から13.6倍へと減少、アメリカのCAPEレシオは29.79倍から27.99倍へと減少、日本のCAPEレシオは19.5倍から18.8倍へと減少しました。

続いてSPEMと他の新興国株ETF、およびS&P500との価格推移の比較です。比較対象は以下の3つです。

・DEM(ウィズダムツリー エマージング・マーケッツ・エクイティ・インカム・ファンド)

DGS(ウィズダムツリー 新興国小型株配当ファンド)

・S&P500

上2つはスマートベータ型のETFでDEMは高配当株、DGSは小型株の高配当株に投資している新興国株のETFです。

リターンの比較は配当再投資を含めた形で比較できるPortfolio Visualizerを利用しています。比較期間は私がSPEMの購入を開始した2020年3月から2023年2月までです。それではご覧ください!

緑がS&P500、赤がDEM、青がSPEM、オレンジがDGSです。S&P500が引き続き新興国株ETFのリターンを上回っています。

なお私が保有しているSPEMは新興国株ETFの中で一番低いリターンです。新興国株においては、時価総額加重平均に基づいたポートフォリオよりも高配当株の方が好成績を出しているのが現状です。

続いてこれらの具体的な年率リターンやシャープレシオ等が載った一覧を掲載します。

リターンだけでなくシャープレシオにおいても高配当株の方が時価総額加重平均に基づいたポートフォリオよりも優秀な成績を収めています。

なお3月14日時点のSPEMの保有状況はこのようになっています。

 

続いてSPEMの構成銘柄のうちの上位5社と構成比率は以下の通りです。

前回12月報告時と比べて順位に変動はありませんでした。

最後にSPEMの投資先の国別組入比率のトップ10について載せていきますのでご覧ください(情報元はステートストリートのHPより)。

前回12月と比べて中国のウェイトが増え、インドのウェイトが減りました。新興国株自体に魅力を感じているものの、中国のウェイトが大きいのはやはりネックですね。

必ずしも時価総額加重平均が最適解とは限らない

上記のリターン比較を見てわかる通り、新興国株においては時価総額加重平均よりも高配当株系のETFのほうがリターンもシャープレシオも上回っています。

たまに時価総額加重平均絶対主義者みたいな人を見かけますが、必ずしも時価総額加重平均が最適な投資法になると限らないのは注意した方が良いです。

1980年代末に時価総額加重平均に基づいて世界の株式に投資しようとした場合に、一番大きなウェイトを占めたのは日本でした。

しかしその後の日本の株式市場の推移を考えれば、それが必ずしも良い選択肢ではなかったことがわかると思います。

時価総額加重平均にはバブル化した投資先でも必然的にウェイトを大きくしなくてはいけないという弱点があるのです。

1つの考えを絶対的なものとは決めつけず、懐疑的に捉えたうえで投資に臨むことが望ましいのではないかと私ローンウルフは考えています。

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