勢いづいてきたアメリカの小型株

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お疲れ様です、ローンウルフです。

2024年に入ってからも非常に好調なアメリカの株式市場。S&P500は年初来で17.83%もの上昇を見せています(7月18日現在)。

しかし上昇をけん引したのはハイテク株を中心とした超大型株で、小型株やディフェンシブ銘柄には投資資金がほとんど入ってきませんでした。

しかしここにきて少し流れが変わってきました。これまで冴えなかった小型株にも投資資金が入り始めたのです。

動き始めた小型株指数

小型株指数として一般的に広く用いられているラッセル2000について、7月10~16日の間に11.5%と大きく上昇しました。

同期間にS&P500は1.6%の上昇率に過ぎず、下記記事によるとラッセル2000の5日間におけるS&P500に対するアウトパフォーム幅は過去最大だったとのことです。

 

私はラッセル2000以上に時価総額の規模が小さい銘柄に特化したETFであるIJRを保有していますが、このIJRも同期間で10.7%の上昇と大きく価格が上昇しています。

下がり始めたインフレ率と金利見通し

一体なぜ小型株が大きく上昇し始めたのでしょうか?その理由として、インフレ率の低下と金利見通しの変化が挙げられます。

アメリカの6月の消費者物価指数は3.0%と市場予想の3.1%を下回り、またコア指数も3.3%と市場予想の3.4%を下回りました。

市場の予想以上にインフレ率は下がり始めており、インフレも順調に落ち着いてきていることが見て取れると思います。

このインフレ率の低下に伴い、金利の見通しも引き下がってきています。

CMEのFedWatchによると、9月のFOMCでの金利の据え置きの可能性はなんと0%と、9月に政策金利を引き下げることが確実視されています(2024年7月17日現在)。

 

11月以降も政策金利が引き下げられると想定されており、一部で利上げさえあるのではといわれていた政策金利は、引き下げのサイクルに入る可能性が高まったことが見て取れると思います。

これはインフレ率の低下を見たFRBのパウエル議長が、今後も2%に向けてインフレ率が低下していく可能性が高まったという発言を始めた影響も大きいです。

負け組達の逆襲が始まるか

金利の低下は財務状況の脆弱な小型株にとってプラスとなるため、大型株と比べてよりポジティブな影響を与えます。

これまで大型株主導の相場で日の目を見ることのなかった小型株ですが、ここにきて一気に盛り返しの機運が高まってきました。

私自身小型株ETFを保有しているので、このまま負け組の逆襲が始まるのを待っていたいと私ローンウルフは考えています。

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