失敗したら致命傷を負う手法か失敗してもそこそこ儲かる手法か
お疲れ様です、ローンウルフです。
インデックス投資を採用せずにアクティブな運用を行っている人がアクティブ運用を行う理由の1つとして、市場平均を超えるリターンを出すためという人は多いと思います。
そうしたアクティブな運用が功を奏して市場平均を超えるリターンをあげられる人もいれば、残念ながら市場平均に劣後した成績で終わってしまう人もいます。
市場平均を超えるリターンを出そうとしたのに最終的に市場平均を下回った人は、最初からインデックス投資をしていれば良かったという意味では失敗した投資と言えると思います。
しかし長期的な資産形成を考える上では、その失敗の仕方がとても大切だと私は考えています。
失敗してもそこそこ儲かるディフェンシブ銘柄への投資
私もアメリカ株投資についてはインデックスではなくディフェンシブ銘柄を中心にアクティブな運用を行っているわけですが、最終的に市場平均を下回る成績で終わってしまう可能性も当然ながらあります。
しかし私の場合は市場平均を超えるという意味では失敗に終わったとしても、それはあくまで市場平均を超えるリターンを出せずに終わるというだけで、それなりに利益を出した状態で終わる可能性が非常に高いと思います。
私の米国株ポートフォリオ運用の失敗のパターンを考えると、私のポートフォリオはリセッションが来ることを前提に組んでいるので、リセッションが起きない、または起きたとしても短期間で終わるようなケースが失敗のパターンとして考えられます。
このような場合には残念ながら市場平均を下回るリターンで終わってしまうと思います。
しかしそれはあくまで市場平均を下回るというだけであって、それなりのリターンは確保した状態で終えられると思います。
ディフェンシブ銘柄は好況不況問わず安定した業績を上げることが出来るので、市場全体の盛り上がりについていけずに大きく儲けることは出来なくとも、堅実なリターンは出すことができるからです。
失敗したら致命傷を負うハイリスクな投資
しかしハイリスクな投資で失敗してしまうとそうもいきません。こうしたハイリスクな投資で失敗すると大きな損失を負ってしまい、儲けるどころか元本を大幅に棄損してしまうことすらあるのです。
例えばレバレッジを利かせたような金融商品への投資は成功すれば高いリターンをもたらしますが、失敗した場合には目も当てられないような悲惨な未来が待ち受けています。
投資による長期的な資産形成を考えているのであれば、こうした失敗した場合に致命傷を負うような投資先に投資をすることは避けたほうが賢明です。
同じ失敗をするにしてもそれなりにリターンを出すことの出来る失敗か、それとも致命傷を負うような失敗か、このような観点からも投資先・投資手法を考える必要があると私ローンウルフは考えています。