私は元々はリスクジャンキーだった
お疲れ様です、ローンウルフです。
私は今でこそ保守的な投資を好み、アメリカ株においてはディフェンシブ銘柄を主力投資先としているものの、かつてはかなりハイリスクな投資を行っていました。
私が投資を始めたのは今から19年前の2005年からで、最初は日本株への投資を行っていました。
しかしその翌年の2006年からはFX、商品先物取引というレバレッジを用いたハイリスクな投資を行うようになりました。特に商品先物取引については10年の長きにわたって取引し続けました。
今のように情報網が発達していない中で、投資歴2年目で上記のようなレバレッジを用いた取引をするのは、当時としてはかなりリスクジャンキーな投資家だったと思います。
今はもうFXと商品先物取引は行っていませんが、別に大損して失敗して投資を止めたわけではなく、結構な利益額を出したうえで止めることが出来ました(アメリカ株投資の原資の多くが当時の取引の利益によるものです)。
そこで今回の記事では、FXや商品先物取引といったレバレッジを用いた取引を行いながら、大怪我を負わずに済んだ要因について考えたいと思います。
私がレバレッジ取引で大損せずに済んだ理由
早速ですが私がレバレッジ取引で大損せずに済んだ理由についてお話していきたいと思います。
理由の1つ目は、レバレッジをかけ過ぎなかったことです。
レバレッジの倍率について、FXにおいては最大で5倍まで、商品先物取引においては最大3倍までと決めていました。
商品先物取引は原資産の価格が1日で4、5%動くことは珍しくなく(リーマンショック前後は特にボラティリティが高かったです)、高いレバレッジをかけてしまうと簡単に投資資金が吹き飛んでしまいかねません。
ですからレバレッジの倍率については、負けが込んでもそれを取り返そうと熱くならずに、決まりを絶対に守って低く抑えるようにしていました。
理由の2つ目は徹底した順張りです。
私はレバレッジを用いた取引において、いわゆる逆張りは一度も行わずに全て順張りの取引を行っていました。
ハイリスクな投資をするにあたって私はトレード系の本を読んだうえで行ったんですが、これらの投資本において逆張りのトレードを勧める本はほとんど無く、いずれもトレンドフォローを推奨する本ばかりでした。そのため自ずと私のトレードスタイルも順張りになりました。
コモディティ価格は一度特定の方向に動き始めたらしばらくそのトレンドを維持する傾向にあり、逆張りはそれに逆らうこととなるので、トレードにおいて私は順張りを徹底しました。
理由の3つ目は損切りが早かったことです。
レバレッジをかけた取引において、投資先の価格が自分が思う方向と反対に動いた時の損失は大きいです。そして前述の通り、一度その方向に動き出すとしばらくはその方向に値動きが続く傾向にあります。
そのため損失を抱えたポジションをそのままにしてしまうと、みるみるうちに損失が広がっていってしまい、最悪の場合それが致命傷になります。
損切りするということは自分の判断が間違っていたことを認めることであり精神的な苦痛を伴いますが、それでも致命傷を避けるために早めの損切を心がけ、次のトレードの機会を探るようにして気持ちを切り替えるようにしました。
まずは生き残れ、儲けるのはそれからだ
以上レバレッジをかけ過ぎない、徹底した順張り、損切りの早さの3つがレバレッジを用いたハイリスクな投資をしながらも生き延びることが出来た要因であったと私は考えています。
これらの3つに共通することは、儲けること以上に生き残ることを重視しているという事です。1度や2度失敗しても、その失敗が致命傷でなければ何度でもチャレンジは出来るのです。
私が今後こうした取引をすることはおそらく無いと思いますし、他の人にもあまりオススメは出来ません。
しかしもしあなたがレバレッジ取引に挑戦したいのなら、上記の3点を守って儲けること以上に生き残ることを重視した上で取引に臨んだ方が良いのではないかと私ローンウルフは考えています。