新興国株ETF「SPEM」を配当再投資にて購入しました

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お疲れ様です、ローンウルフです。

私は2022年の2月まで3か月おきに新興国株ETFのSPEMを定期購入していましたが、現在は新興国株ETFの定期購入を中止しています。

しかしSPEMについてはあくまで定期購入を中止しているだけで保有は続けており、またSPEMから年2回(6月、12月)支払われる配当金で再投資をすることとしています。

そして日本時間9月13日、予定通り配当再投資によってSPEMを購入しました。

 

今回の記事では購入の報告と同時に、これまでと同様SPEMの保有状況及び他国と比べたリターンやCAPEレシオ等について記事にしたいと思います。

新興国株ETF「SPEM」の保有状況やリターン比較

まずはCAPEレシオから確認したいと思います。CAPEレシオとは株価をインフレ調整後の1株当たり利益の10年間の平均で割って算出する指数のことです。

まずはCAPEレシオから確認したいと思います。CAPEレシオとは株価をインフレ調整後の1株当たり利益の10年間の平均で割って算出する指数のことです。

アメリカのCAPEレシオについては「multpl.com」を、新興国と日本のCAPEレシオについては「Research Affiliates」を利用して調べています。

数値は新興国株と日本は8月末時点の、アメリカについては9月15日時点のものです。それではご覧ください!

・新興国株 15.7倍

・アメリカ 36.21倍

・日本 22.7倍

3か月前と比べて新興国株のCAPEレシオは15.0倍から15.7倍へと増加、アメリカのCAPEレシオは35.37倍から36.21倍へと増加、日本のCAPEレシオは23.8倍から22.7倍へと低下しました。

続いてSPEMと他の新興国株ETF、およびS&P500との価格推移の比較です。比較対象は以下の3つです。

・DEM(ウィズダムツリー エマージング・マーケッツ・エクイティ・インカム・ファンド)

DGS(ウィズダムツリー 新興国小型株配当ファンド)

・S&P500

上2つはスマートベータ型のETFでDEMは高配当株、DGSは小型株の高配当株に投資している新興国株のETFです。

リターンの比較は配当再投資を含めた形で比較できるPortfolio Visualizerを利用しています。比較期間は私がSPEMの購入を開始した2020年3月から2024年8月までです。それではご覧ください!

成績が良い順にS&P500、DGS、DEM、SPEMとなっています。6月時と順位に変動はありません。

S&P500が引き続き新興国株ETFのリターンを上回っています。また新興国株ETFにおいては時価総額加重平均に基づいたポートフォリオよりも、高配当株の方が好成績を出し続けてています。

続いてこれらの具体的な年率リターンやシャープレシオ等が載った一覧を掲載します。

 

なお9月15日時点のSPEMの保有状況はこのようになっています。

 

続いてSPEMの構成銘柄のうちの上位5社と構成比率は以下の通りです。

前回と比べて順位に変動はありませんが、TSMCの比率がさらに高くなりました。半導体銘柄の好調さが新興国株ETFにも表れていますね。

最後にSPEMの投資先の国別組入比率のトップ10について載せていきますのでご覧ください(情報元はステートストリートのHPより)。

好調なインド株

軟調な中国株とは対照的に今年に入って20%近く上がっているインド株。そしてついにインドが構成比率1位となりました!

一時は3分の1を中国が占めていましたが、その勢いの差をまざまざと見せつけたここ数年でした。

インドの2023年のGDP成長率は8.2%、2024年もおよそ7%の成長が見込まれており、経済がとても好調なことがわかると思います。

こうした高い成長率もあり、インドは今ジェフリー・ガンドラックやレイ・ダリオといった著名な投資家の投資先として選好されています。

ただCAPEレシオは38.4倍と、お世辞にも割安とはいえないどころかかなり危険な水準に入っています。

個人的には今の時点では積極的には投資したくない投資先だなと思いますが、インデックス商品を買っている以上どうしても投資先に含まれてきます。

それでもこうした割高割安関係無しに投資し続けるのがインデックス投資なので、このまま新興国株ETFの保有と配当再投資を続けていこうと私ローンウルフは考えています。

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