ババを掴まないことの大切さ
お疲れ様です、ローンウルフです。
私がこのブログにおいて一貫して主張しているのが、ディフェンシブ銘柄へ投資をすることによる堅実な資産形成です。
株式投資というと、始めたての頃は「投資で大儲けして一発当ててやる!」といった考えを持つ人も少なくないと思いますが、そうした欲が大きく足をすくうことになるのです。
一番避けるべきは致命傷
2020年頃、とある銘柄が一部の投資家達に人気となりました。それは日本株のホープという銘柄です。
ホープは自治体向けサービスを提供している会社で、主に電力販売事業を行っていました。
ホープの株式を購入したとある投資家は若くして(投資によって築いたものかはわからないが)多額の資産を持っていることを喧伝し、先進的なビジネスモデルを持ったホープの素晴らしさを説いていました。
多くの人は多額の資産を持っているという事実だけでその人が言っていることが正しく聞こえてしまうので、ホープの株式を買えば簡単に彼と同じくお金持ちになれると思って購入する人が少なくありませんでした。
しかし電力販売事業について、市場からの電力調達価格が高騰し、売れば売るほど赤字になるという事態が発生。
業績も急速に悪化し、ホープの株価は高値から34分の1にまで大暴落してしまいました。
当時業績が悪化したホープについて、「ホープが倒産すると言っている人は決算書が読めない」という人もいて実際今も倒産はしていませんが、この株価推移を見ていると倒産しなきゃいいっていうものでもないなと思います。
儲けることよりも失わない事の方が大切
ディフェンシブ銘柄のように保守的な投資先であれば、このような致命傷を負うような投資先に遭遇する可能性はとても低いと思います。
ディフェンシブ銘柄への投資はもし仮に失敗したとしても、それはあくまで市場平均よりもリターンが低いというだけであってそれなりのリターンは確保できるのです。
しかしもしホープのような会社に大きく投資をしてしまえば取り返しのつかないことになってしまいます。投資においては大きなリターンを得ることよりも、ババを掴まないことが何より大切なのです。
失うことに比べれば儲けそこなうなんてことは大したことありません。ババを掴まないような堅実な投資を行うことにより、資産を着実に築いていくことがお金に困らない人生を送るうえで何より大切ではないかと私ローンウルフは考えています。