投資の達人の思考や手法をどう自分に落とし込むべきか

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お疲れ様です、ローンウルフです。

長年ウォーレン・バフェットの片腕としてバークシャー・ハザウェイの副会長を務めていたチャーリー・マンガーでしたが、残念ながら昨年11月28日に亡くなってしまいました。

そんなチャーリー・マンガーについて取り上げたのが「マンガーの投資術」です。

この著書の中では投資や経済・金融に関するいくつものマンガーの発言が取り上げられており、とても参考になるものもありました。

ただ参考になるとはいえ、そのまま自分の投資に用いることが果たして妥当なのかどうかというものもありました。

マンガーの手法が自分にとっても最適とは限らない

例えばマンガーは分散投資について、このように述べました。

「分散投資をありがたがるとは、気が違っているとしか思えない」

 

マンガーは分散投資について否定的な立場を取る投資家です。確かにマンガーのように素晴らしい投資先を見極める能力がある人にとっては、投資先を分散する必要はないのかもしれません。

しかし私も含めて一般的な投資家は、そうした銘柄に対する絶対的な選別眼は持ち合わせていません。

ですからリスクヘッジのためにある程度の分散投資や、究極的にはインデックス投資による分散が必要になってくるのです。

また株式の投資対象について、このように話しています。

過小評価されているという理由だけで株を買うのであれば、いずれ株価が自分が算出した本源的価値に達した時には売却しなければならない。それは辛いことだ。

しかし、本当に偉大な企業の株を手に入れることができたなら、座ったまま何もする必要はない。すばらしいことだ。

 

上記の文章のうち、前段部分はグレアム流のバリュー投資であり、いわゆるシケモク銘柄への投資がそれにあたります。初期のバフェットはこの手法を用いていたと言われています。

後段についてはバリュー投資に成長を加味した投資手法であり、マンガーに出会ってからのバフェットはこの手法を用いています。

理想を言えば我々個人投資家も、このマンガーの言葉のように素晴らしい企業の株式をほどほどの値段で購入し、長く保有し続けるのが一番だと思います。

しかしもしあなたや私が素晴らしい企業を長期保有する投資手法よりも、グレアム流のバリュー投資の方が得意という事であれば、バフェットやマンガーが手法として採用しているからといって無理に同じ手法にこだわらなくてもいいのです。

あくまで自分に合った手法を

以上マンガーの2つの発言を取り上げて、投資の達人の手法をそのまま取り入れるのではなく、あくまで自分に合った手法を採用した方が良いのではないかということについてお話しました。

投資の達人の手法はもちろん参考にはなりますがあくまでその人に合ったものであって、それが必ずしもあなたにも最適かどうかはわかりません。人には得手不得手があるのです。

そうした投資の達人の手法や思考を学んだうえで、自分の性格やスキルに合った手法を模索していくべきなのではないかと私ローンウルフは考えています。

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