米国債7-10年ETF(為替ヘッジあり)を売却しました
お疲れ様です、ローンウルフです。
私は2023年の2月頃より、インフレ率と金利の低下を見越して米国債ETFを数度にわたって購入していました。
この度米国債ETFのうち、信用取引で保有していた「iシェアーズ米国債7-10年ETF(為替ヘッジあり) 」を3月4日に売却しました。
信用分の米国債ETFは全て売却しました
今回の売却により、保有している米国債ETFのうち信用取引分については全て売却しました。
今回のように年単位で保有する投資先については、信用取引を用いるべきではなかったと深く反省しています。
分配金で金利負担分はある程度カバーできますが、それでもマイナス分の半分ちょっとが信用取引の金利負担や手数料であることを考えると、やはり信用取引はコストが高く感じますね。
現物分に関してはまだある程度ポジションがあるので、再びタイミングを見計らって売却していきたいと思いますが、信用取引ほど売却を急ぐ必要はないのかなと思っています。
強弱入り混じるアメリカの景気指標
こうした中でトランプ政権の政策が混乱を招き、悪化し始める経済指標が多くなってきました。
1月の小売売上(前月比)は市場予想マイナス0.2%に対し結果マイナス0.9%と市場予想を大きく下回りました。
2月のISM製造業景気指数も市場予想50.5に対し結果50.3と前月の50.9から鈍化しました。
またGDPナウによれば、1~3月のGDP成長率はこれまでのプラス2.3%からマイナス2.8%へと大幅に下方修正されました。
一方で昨日発表された2月のISM非製造業景気指数は53.5と市場予想の52.5、および前月の52.8のいずれも上回りました。
非製造業については引き続き好調が続いていますが、逆に言えば非製造業が崩れれば景況感は一気に悪化するため、アメリカ経済は薄氷の上にあると言えます。
そうした中で金利の低下も想定されるところですが、CPIは4か月連続で上昇しており、また関税政策の影響を考えると物価の上昇の落ち着きも過度に期待できません。
ここ1、2か月は長期金利も低下傾向にあるものの、米国債ETFに関してはまだ「待ち」の状態が続きそうですが、信用分は処分して今は現物のみのポジションになっているので、このまましばらくは静観していこうと私ローンウルフは考えています。