新興国株ETF「SPEM」を配当再投資にて購入しました

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お疲れ様です、ローンウルフです。

私は2022年の2月まで3か月おきに新興国株ETFのSPEMを定期購入していましたが、現在は新興国株ETFの定期購入を中止しています。

しかしSPEMについてはあくまで定期購入を中止しているだけで保有は続けており、またSPEMから年2回(6月、12月)支払われる配当金で再投資をすることとしています。

そして3月13日に配当再投資によってSPEMを購入しました。

 

今回の記事では購入の報告と同時に、これまでと同様SPEMの保有状況及び他国と比べたリターンやCAPEレシオ等について記事にしたいと思います。

新興国株ETF「SPEM」の保有状況やリターン比較

まずはCAPEレシオから確認したいと思います。CAPEレシオとは株価をインフレ調整後の1株当たり利益の10年間の平均で割って算出する指数のことです。

アメリカのCAPEレシオについては「multpl.com」を、新興国と日本のCAPEレシオについては「Research Affiliates」を利用して調べています。

数値は新興国株と日本は2月末時点の、アメリカについては3月16日時点のものです。それではご覧ください!

・新興国株 15.9倍

・アメリカ 35.21倍

・日本 21.1倍

アメリカ株も下がったとはいえ、CAPEレシオ上はまだかなり割高な水準にありますね。

続いてSPEMと他の新興国株ETF、およびS&P500との価格推移の比較です。比較対象は以下の3つです。

・DEM(ウィズダムツリー エマージング・マーケッツ・エクイティ・インカム・ファンド)

DGS(ウィズダムツリー 新興国小型株配当ファンド)

・S&P500

上2つはスマートベータ型のETFでDEMは高配当株、DGSは小型株の高配当株に投資している新興国株のETFです。

リターンの比較は配当再投資を含めた形で比較できるPortfolio Visualizerを利用しています。比較期間は私がSPEMの購入を開始した2020年3月から2025年2月までです。それではご覧ください!

成績が良い順にS&P500、DGS、DEM、SPEMとなっています。昨年12月時と順位に変動はありません。

S&P500が引き続き新興国株ETFのリターンを上回っています。また新興国株ETFにおいては時価総額加重平均に基づいたポートフォリオよりも、高配当株の方が好成績を出し続けてています。

続いてこれらの具体的な年率リターンやシャープレシオ等が載った一覧を掲載します。

なお3月16日時点のSPEMの保有状況はこのようになっています。

 

続いてSPEMの構成銘柄のうちの上位5社と構成比率は以下の通りです。

順位に入れ替わりがありました。構成銘柄第5位がインドのリライアンス・インダストリーズだったのが、中国企業のシャオミに変わりました。

最後にSPEMの投資先の国別組入比率のトップ10について載せていきますのでご覧ください(情報元はステートストリートのHPより)。

復活する中国株、停滞するインド株

前回12月時に引き続き、インド株は軟調な展開を迎えました。インドSENSEX指数は9月に天井を打ち、最高値から半年ほどで約14%下落しています。

昨年インド株を取り扱った投資信託が多く登場していましたが、こうしたテーマ型の投資信託がたくさん出てきたときが株価のピークという経験則はインド株においても当てはまったようです。

反対に日本の個人投資家からはネガティブな反応どころかそっぽを向かれていた中国株ですが、ここにきて反発しています。

中国の株価指数である上海総合指数はインド株と反対に9月にボトムを打ち、半年で26%も上昇しています。

新興国株においては上昇の主役が交代しているようです。先ほどのSPEMの構成銘柄のインド株と中国株の入れ替わりを見ても両者の明暗がわかりますね。

株価が下落してもCAPEレシオが未だ32倍もあり割高感が抜けないインド株ですが、新興国株全体に投資することのできるETFに投資している自分としては、再度復活を遂げてもらいたいなと私ローンウルフは考えています。

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