新興国株ETF「SPEM」を配当再投資にて購入しました

スポンサーリンク

お疲れ様です、ローンウルフです。

私は2022年の2月まで3か月おきに新興国株ETFのSPEMを定期購入していましたが、現在は新興国株ETFの定期購入を中止しています。

しかしSPEMについてはあくまで定期購入を中止しているだけで保有は続けており、またSPEMから年2回(6月、12月)支払われる配当金で再投資をすることとしています。

そして昨日9月16日に配当再投資によってSPEMを購入しました。

 

今回の記事では購入の報告と同時に、これまでと同様SPEMの保有状況及び他国と比べたリターンやCAPEレシオ等について記事にしたいと思います。

新興国株ETF「SPEM」の保有状況やリターン比較

まずはCAPEレシオから確認したいと思います。CAPEレシオとは株価をインフレ調整後の1株当たり利益の10年間の平均で割って算出する指数のことです。

アメリカのCAPEレシオについては「multpl.com」を、新興国と日本のCAPEレシオについては「Research Affiliates」を利用して調べています。

数値は新興国株と日本は8月末時点の、アメリカについては9月16日時点のものです。それではご覧ください!

・新興国株 17.7倍

・アメリカ 39.78倍

・日本 23.0倍

3か月前と比べて新興国株のCAPEレシオは16.4倍から17.7倍へと増加、アメリカのCAPEレシオは36.52倍から39.78倍へと増加、日本のCAPEレシオは21.6倍から23.0倍へと増加しました。

アメリカ株のCAPEレシオは40倍に迫ってきました。40倍台に突入すればドットコムバブル以来25年ぶりです。

かなりの過熱感を感じる水準ですが、当時と韻を踏むならばあと2、3か月上がってもおかしくないと思います。

日本株のCAPEレシオもだいぶ上がってきましたが、アメリカと比較すれば相対的に割安な水準だと思います。

続いてSPEMと他の新興国株ETF、およびS&P500との価格推移の比較です。比較対象は以下の3つです。

・DEM(ウィズダムツリー エマージング・マーケッツ・エクイティ・インカム・ファンド)

DGS(ウィズダムツリー 新興国小型株配当ファンド)

・S&P500

上2つはスマートベータ型のETFでDEMは高配当株、DGSは小型株の高配当株に投資している新興国株のETFです。

リターンの比較は配当再投資を含めた形で比較できるPortfolio Visualizerを利用しています。比較期間は私がSPEMの購入を開始した2020年3月から2025年8月までです。それではご覧ください!

成績が良い順にS&P500、DGS、DEM、SPEMとなっています。6月時と順位に変動はありません。

S&P500が引き続き新興国株ETFのリターンを上回っています。また新興国株ETFにおいては時価総額加重平均に基づいたポートフォリオよりも、高配当株の方が好成績を出し続けてています。

続いてこれらの具体的な年率リターンやシャープレシオ等が載った一覧を掲載します。

 

なお9月17日時点のSPEMの保有状況はこのようになっています。

 

続いてSPEMの構成銘柄のうちの上位5社と構成比率は以下の通りです。

順位に入れ替わりがありました。構成銘柄第5位がインドのリライアンス・インダストリーズだったのが、中国企業のシャオミに変わりました。

最後にSPEMの投資先の国別組入比率のトップ10について載せていきますのでご覧ください(情報元はステートストリートのHPより)。

1社で新興国株の1割弱を占めるTSMC

SPEMの損益(配当除く)は6月15日のプラス10.78%から22.49%へと大幅に改善しました。

前回6月でもお伝えした、アメリカ株に対する新興国株の相対的パフォーマンスの改善が直近3か月もそのまま続いたようです。

こうしたパフォーマンスの改善に大きく貢献しているのが構成比率第1位のTSMCで、TSMC1社でSPEMの1割弱を占めるまでに至りました。私がSPEMを保有し始めてからここまで偏りが出るのは初めてのことです。

半導体株好調の恩恵を受けている形となりますが、自分としては正直このAI・半導体銘柄のブームがいつまで続くかはわからないので、ETFを通してひたすら保有し続けることぐらいしか出来ないかなと私ローンウルフは考えています。

↓↓↓応援のクリックをして頂けると大変うれしいです(^^)
にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村

スポンサーリンク