ジェレミー・シーゲルの著書「株式投資」はアノマリー投資のバイブルでもある

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お疲れ様です、ローンウルフです。

ジェレミー・シーゲル(以下シーゲル教授)というと「高配当株の配当再投資」が非常に有名ですが、シーゲル教授はアノマリー投資においても大変貴重なデータを残しています。アノマリー投資とは、株価の季節性に着目した投資のことです。シーゲル教授の「株式投資」において、活用できそうないくつかのアノマリーが検証されているので紹介したいと思います。

「株式投資」にて紹介されている主要なアノマリー

〇 1月効果
1月効果とは、1月に小型株の利回りが大型株を大幅に上回るアノマリーのことです。シーゲル教授の「株式投資」によると、1925年から2006年までの期間において、S&P500指数の1月の利回りが1.57%であったのに対し、小型株の利回りは6.07%と4.5%もの超過収益が発生していました。

この1月効果においては日本においてもみられるとの記述があったため、実際に日本の相場でも試してみました。過去の記事にその結果を載せていますのでよかったら見てみてください(11月から買い始めているので厳密に言えば1月効果とは少し違うかもしれませんが)。

〇 9月効果
1885年から2006年までの月ごとの収益率を比べた場合、唯一マイナスの月があります。それは9月です。9月のマイナスの効果はすさまじく、1885年にダウ平均に1ドル投資した場合は2006年末に490ドルになっていますが(配当除く)、9月にだけダウ平均に1ドル投資した場合は23セントと4分の1になってしまうのです。

こちらも日本の相場で実践中で、近日中に記事にする予定です。

〇 月の前半と後半の利回り差
ダウ平均122年間の期間において、月の前半の上昇率は後半の上昇率と比べて約9倍の利回り差が出ています。この利回り差は近年弱まってはいるものの、1990年以降も月の前半の利回りは後半の利回り差を3倍以上上回っています。

アノマリーの問題点

アノマリーについて紹介してきましたが、問題点もあります。それは市場参加者に広く知られてしまった場合、そのアノマリーが解消されてしまう可能性があるという点です。

記事で取り上げた以外にも「曜日効果」というアノマリーがあります。月曜日の利回りが圧倒的にマイナス、金曜日の利回りが週のうち最高の利回りというものですが、それが広く知られた結果、1990年以降は全く逆の結果、すなわち月曜日の利回りは最高の利回りとなり、金曜日の利回りは最低の結果を示すようになってしまったというのです。

バートンマルキールのような効率的市場仮説論者からすれば当然の帰結であり、市場が合理的な故にアノマリーは消えていってしまい、市場を出し抜くことが出来ないという結論に至るのだと思います。ですが私は違う考え方を持っています。

アノマリーの効果が薄まってしまう結果、そのアノマリー投資を行う人は減っていきます。減った結果として、再びそのアノマリーが復活することになると考えています。実際上述した1月効果は、1990年代はアノマリーの効果はかなり薄れてしまったものの、2000年以降は再び1月効果が復活してきたのです。

またもう1つのアノマリー投資の問題点として、バイアンドホールド戦略と比べた場合に、売却するたびに税負担が生じてしまうことです。この税負担の影響は大きく、日本においても利益額の約20%が税として徴収されてしまうため、パフォーマンスにも大きく影響が出てきます。

それでも私はアノマリー投資を続ける

以上のような問題点をはらみつつも、私はアノマリー投資を続けたいと思います。だって高度な金融の知識を必要とした取引よりも、単純な規則性に基づいた投資の方がパフォーマンスが良好だなんて面白くないですか?(笑)

とはいえあくまで今後の運用の中心はアメリカ株の長期保有に据えて、アノマリー投資はあくまで資産の一部としてとどめるつもりですけどね。

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