MO(アルトリア)の2004年以降の投資リターンを調べてみた

スポンサーリンク

お疲れ様です、ローンウルフです。

アメリカ株投資家に多大な影響を与えている、ジェレミー・シーゲルの「株式投資の未来」。この書籍によるとS&P500が組成されて以来、S&P500の中で最も運用成績が高い銘柄はフィリップ・モリス(現アルトリア・グループ)であるとしました。

この「株式投資の未来」の影響か、アメリカ株に投資している人たちにはMO(アルトリア)などのタバコ銘柄に投資している人が多くいます。

(参考記事)

 

しかしこの成績はあくまで1957年から2003年までの成績であり、15年以上前の古いデータで投資判断を下すのはおかしいと主張する人たちもいます。

それでは2004年以降のフィリップ・モリス(現アルトリア・グループ)の投資パフォーマンスは一体どうなっているのでしょうか?調査したいと思います。

2004年以降のMO(アルトリア)のリターンは?

調査には「PORTFOLIO VISUALIZER」を利用しました。元々はポートフォリオのリターンやドローダウンを調べるものではありますが、比較に便利であるのでここのサイトを利用しました。

MO(アルトリア)のリターンは配当金を再投資した成績です。またS&P500を比較対象として合わせてパフォーマンスを載せています。また期間は2004年1月1日から2019年9月6日までです。なお青い線の「Portfolio 1」がMOを指しています。

それではさっそくですが、2004年から2019年までのアルトリアの投資成績をご覧ください!

 



 

 

チャートを見てわかる通り、MOのトータルリターンがS&P500を大きく上回りました!

2014年の1月初めにMOに10,000ドルを投資した場合、76,840ドルと約7.7倍にもなりました。

同期間のS&P500に同じ10,000ドルを投資した場合は35,667ドルと約3.6倍にとどまるため、およそ2倍以上の差をつけてアルトリアはS&P500をアウトパフォームしました。

またMOの配当込みの年平均リターンは13.90%と、S&P500の8.46%5%以上も超過しています。

この結果を見る限り、PM(現アルトリア)は1957年から2003年だけでなく、2004年以降も良好な成績を残したことがわかりますね。過去のように1番の成績とまではいいませんが、これだけの成績を上げたのであれば非常に優秀な投資成績といえるのではないでしょうか?

ただし注意が必要なのは、アルトリアは2007年3月にクラフトフーズを、2008年3月にフィリップ・モリスをそれぞれスピンオフしているため、スピンオフされた分の金額をアルトリアへ再投資したとして計算しているということです。ただそれを考慮しても高いパフォーマンスをあげているのは間違いありませんね。

2004年以降のBTIのリターンも合わせて調査する

合わせてイギリスの会社ではありますが、同じタバコ銘柄であるBTI(ブリティッシュ・アメリカン・タバコ)の2004年以降のトータルリターンも載せたいと思いますのでご覧ください。

 



 

最近の株価下落の影響が大きいものの、2004年1月に投資した資金はBTIは約50,000ドル、S&P500は約35,600ドルとおよそ1.4倍のリターンの差を生み出しています。

また年率リターンにしてBTIは10.89%、S&P500は8.46%と2%以上の超過リターンを得ることに成功しています。


 

ただ両銘柄に共通して言えるのは、配当金を再投資することがリターンの大きさに影響を与えているということです。

MOはスピンオフの影響で正確な数字を出せないため、BTIの配当金を再投資しなかった場合の投資リターンを載せたいと思いますのでご覧ください。

 


 

BTIに投資して配当金を再投資しなかった場合、わずかではありますがS&P500のリターンを下回ってしまいました。

配当金を再投資した場合の超過リターンが2.43%あったのに対し、配当金を再投資しなかった場合に0.27%パフォーマンスが劣後してしまうわけですから、配当を再投資しなかった場合の影響が大きいことがわかりますね。

定義を誤ると真逆の判断すらしかねない

BTIのリターンを見ると、配当金を含めた「トータルリターン」の重要性が理解できる事例といえるのではないでしょうか。

ただ本来トータルリターンという言葉は、株の利益はキャピタルゲイン、つまり株の売却益が中心だけれども、リターンの計測時は配当金も含めましょうという意味で使われるのですが(だからこそ「トータル」という言葉が使われる)、なぜか最近は全く逆の意味で使われるのをよく見かけます。

ピラミッティングの時もそうでしたが、言葉の定義を誤ってしまうと真逆の判断を下してしまうことにもなりかねず、事の本質を見誤ってしまいます。誤った言葉の定義を見つけたら今後も正していこうと私ローンウルフは考えています。

にほんブログ村 株ブログ 米国株へにほんブログ村 株ブログ 株 中長期投資へ
にほんブログ村
↑ 応援のクリックをして頂けると大変うれしいです(^^)

スポンサーリンク