私がシクリカル(景気敏感)銘柄を長期保有したいとあまり思わない理由
お疲れ様です、ローンウルフです。
以前の記事で、ツイッター上で交流のあるレムさんと一緒に焼肉に行った時の話を記事にしました。
上記の記事では、ビットコインと金を比べてなぜビットコインに投資をしたくないのかという質問を受けた時の答えについて書いたわけですが、レムさんからは他にも投資の質問を受けていました。
そのうちの1つが「シクニカル銘柄を長期保有したいとは思わないんですか?」という質問でした。
シクニカル銘柄とはいわゆる景気敏感銘柄を指すわけですが、その質問を受けた時には明確な理由を答えることが出来ませんでした。
後日私がシクリカル銘柄に積極的に投資してこなかった理由について頭の中でだいぶ整理がついたので、今回文章化して明記しておこうと思い、記事にしてみました。
シクリカル銘柄を長期保有したいとあまり思わない理由
私がシクリカル銘柄を長期保有したいとあまり思わない理由、それは保有銘柄がGE化するリスクを避けたいからです。
GEは資本財セクターに属する会社で、シクニカル銘柄に該当します。かつては世界最大の時価総額を誇ったGEでしたが、ダウ工業株30種平均からも外れて今では見る影もありません。
こうしたシクリカル銘柄の業績低迷が一時的なものなのか、はたまた構造的なものなのかの判断が私にはしづらいため、こうした銘柄群は敬遠しているのです。
同じ資本財セクターである3Mを保有はしているものの、3Mは資本財セクターの中では業績もCFもとても安定しており、またヘルスケア事業も運営していてかなり安定的な経営を行っています。
リーマンショックもコロナショックもなかったのようにCFは安定している
また代表的なシクリカル銘柄としては半導体関連銘柄が挙げられると思います。その中でも特に今勢いがあるのがTSMCです。
2020年のTSMCの半導体製造市場のシェアは実に50%を超えており、2位のサムスンを大きく引き離しています。
今やインテルを上回る製造技術を保有していると言われているわけですが、かつては日本も半導体市場でトップシェアを誇っていました。
昨今の半導体不足の報道を見るとTSMCへの投資はとても有望に思えますが、過去に市場シェアが大きく変わっていった様子を見ると、私はこうした銘柄を長期保有するのはためらってしまいます。
趨勢を見極められる人であればシクリカル銘柄を長期保有するのは問題ない
これらの話はあくまで私が出来ないというだけであって、こうした市場の移り変わりを上手く見極められる人であれば、シクリカル銘柄を長期保有しても特に問題はないと思います。
見極めが出来ないからこそ私は好況期でも不況期でも業績が安定している、いわゆるディフェンシブ銘柄を主力投資先としているのです。
株式市場に向き合うにあたっては、自分の持っている知識、能力、性格等を把握した上で投資スタイルを確立していくべきだと私ローンウルフは考えています。