「投資は結果」という考えの危険性

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お疲れ様です、ローンウルフです。

投資に関する情報発信をしている人の中で、「投資は結果」と主張する人を見かけたことがある人は多いかと思います。

特にこのような主張は、アメリカ株の強気相場が続いた2020年後半から2021年にかけて見かけることが多かったです。

人は利益を得るという結果を求めて投資をするわけですから、一見するとこうした主張は正しく思えるかもしれません。

しかしこうした主張は思わぬ危険がはらんでいるので注意が必要です。

今の結果しか見ない危険性

「投資は結果」と主張する場合、通常は過去から今に至る時点までの結果しか考慮されていません。「未来の結果」には思いをはせないのです。

実際に強気相場が続いた2020年後半から2021年まではこのような主張をよく見かけましたが、2022年の弱気相場においてはこうした主張はパタッと見かけなくなりました。

強気相場では景気敏感銘柄は大きく株価が上昇するものの、反対に弱気相場に突入した場合には市場平均以上に大きく株価が下がるわけですから、今の結果しか見ずにハイリスクな投資で利益を得ていた人が「投資は結果」と口にしなくなるのは当然かもしれません。

今の結果しか見ていない人は、上昇相場に市場感応度が高い流行りの景気敏感銘柄が上がる代わりに、将来の弱気相場においては市場よりも大きく下げるという当然のことに気付けないのです。

知らず知らずのうちに過度なリスクを負ってしまう「投資は結果」論

強気相場時に将来の相場に思いをはせず、過去から現在までの結果だけを見てしまうと、景気敏感銘柄に投資することが正解で不景気時に強い保守的な銘柄に投資をするのは間違いであると錯覚してしまいます。

そのため「投資は結果」という言葉を信じてこれまでの結果だけを見てしまうと、現在の強気相場に最適化したポートフォリオを組んでしまい、知らず知らずのうちに過度なリスクを負ってしまうのです。

最悪の場合「高いリターンを得ることが出来たこれまでの結果」にレバレッジをかけていれば大きく儲けられたじゃないか!と考えてレバレッジを用いた取引に手を出し、市場が逆回転した際に致命傷を負ってしまうという事にもなってしまいます。

市場の逆風に対して脆弱にならないためにも、「過去から現在までの結果」以上に将来の結果に思いをはせる必要があるのではないかと私ローンウルフは考えています。

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