iDeCo(個人型確定拠出年金)の積立金額を半分に減らしました
お疲れ様です、ローンウルフです。
私は節税効果の高さから、iDeCo(個人型確定拠出年金)を利用しています。
金額は元々は毎月1万2千円、年間では14万4千円を積み立てていましたが、退職を機に金額を3か月に1度6万円、年間で24万円積み立てることとしました。
しかしこの度、iDeCoの積立金額を3か月に1回3万円、年間にして12万円と従来の積立金額の半分に減らしました。
iDeCoの積立金額を半分に減らした理由
積立金額を半分に減らした理由についてですが、来年から始まる新しいNISAの影響が大きいです。
iDeCoに関しては拠出金額を社会保険料控除として所得税・住民税を計算する際の控除額へ算入できるのが大きなメリットです。
しかしiDeCo経由で購入できる投資対象は基本的には投資信託で、その投資信託自体も種類がかなり限られていて投資先の自由度はとても低いです。また掛金については一度拠出してしまうと60歳になるまで引き出すことが出来ません。
その点NISAは一部のハイリスク商品を除けばかなり幅広く投資対象を選べますし、資金拘束もないので自由にお金を引き出せます。
そして来年から始まる新しいNISAは最大利用可能額が1800万円、非課税期間は無期限と一気に使い勝手がよくなったため、iDeCoよりもNISAの消化を優先させた方がいいと考えて積立金額を減らしました。
また控除自体も昨年は所得よりも控除金額の方が大きく、控除額が少し余ってしまったため積立金額を減らして控除額を減らした方が税金的にもお得なのではないかと考え、積立金額を減らすこととしました。
理想は両方の枠を埋めることだが
理想はiDeCoと新しいNISAの両方の枠を埋めることが理想ではありますが、新しいNISAの枠1800万円、iDeCoは年間24万円とした場合にそれを20年続けると480万円、総計2280万円にもなるのでちょっと私の現在の収入金額を考えると厳しいです。
資金拘束、選べる投資先、掛金の控除、受取時の課税、自分の収入・資産状況等を踏まえた上でNISAとiDeCoの掛け金の金額の配分を決めたほうがいいのではないかと私ローンウルフは考えています。
ディスカッション
コメント一覧
> iDeCoに関しては拠出金額を社会保険料控除として所得税・住民税を計算する際の控除額へ算入できるのが大きなメリット
iDeCoの受給時は確定益のみならず投資元本に対しても課税されますから、退職所得控除などによりiDeCoを利用しなかった場合の税率よりも低い税率にできる算段が必要かと。増税が見込まれておりキナ臭いですが。
> iDeCo経由で購入できる投資対象は基本的には投資信託で、その投資信託自体も種類がかなり限られていて投資先の自由度はとても低い
パフォーマンスを重視する場合は、自由度の低さは問題ない場合が多いです。投資先を広く選んでも、slimのS&P500投信にすら勝てませんから。採算性より趣味が大事なら、広く投資するほうが退屈しませんが。
> 所得よりも控除金額の方が大きく、控除額が少し余ってしまったため積立金額を減らして控除額を減らした方が税金的にもお得なのではないか
いっそ基礎控除レベルまで所得を減らし、国民年金や健康保険の(一部)減免を狙う手もありますね。
コメントありがとうございます。
受取時の課税については、退職所得としての受け取りか、年金収入として受け取って年金の控除を使うか、受給年齢、受給し始めた時の所得金額によって大きく変わってくるので、またその時が近づいたら精査しようと思っています。
自分は少なくともアメリカよりも他の先進国、特にイギリスがこの先有望だと考えているのですが、iDeCoだとイギリスは選択できないのでNISAの方が良いのかなと考えている次第です。
国民健康保険料の減免について検討したことがありますが、ひとまずは減免が適用できる所得金額よりも稼ごうという判断としました。